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複数PCでのブックマーク同期など多くの新機能を搭載した「Opera」v9.50 beta 1履歴の全文検索や他Webブラウザーとの連携機能などを搭載、描画速度も大幅向上
本バージョンではWebページのレンダリングエンジンが一新され、描画やスクロールの速度が大幅に向上した。また、スタイルシートの最新規格であるCSS3のうち、テキストに影をつける“text-shadow”などいくつかのプロパティに対応。JavaScriptのエンジンも一新され、メモリ使用量が減少したほかHTML 5やDOM Level 3など最新規格への対応が進んだ。 機能面での注目点は、複数のPCでブックマークやパーソナルバー、スピードダイヤルの登録内容を同期できる“Opera Link”機能が追加されたこと。同社のオンラインコミュニティ“My Opera”のアカウントを利用して同期する仕組みで、本ソフト上からも簡単にアカウントを取得できる。 アカウントを取得したら、本ソフトの[File]-[Synchronize Opera...]メニューからログインすると、ブックマークなどが同社サーバーへ常時保存されるようになる仕組み。別のPCで同様にログインすれば即座に同じ設定を利用でき、変更は相互に反映される。さらに「Opera」以外のWebブラウザーでもWebサービス版の“Opera Link”にログインすることにより、Webサイト上からブックマークなどを利用可能。 また、履歴に含まれるWebページの全文検索機能が追加された。アドレスバーに“opera:historysearch”と入力することでWeb検索エンジン風の画面が表示され、キーワードによる全文検索ができる。 そのほか、ほかのWebブラウザーと併用する場合に便利な改良も施されている。Webページ上の右クリックメニューには、現在開いているWebページをIEや「Firefox」など別のWebブラウザーで開ける[Open With]メニューが追加された。さらにキーボードショートカットの割り当ての多くが、「Opera」独自のものからほかの多くのWebブラウザーが共通で採用している“業界標準”的な割り当てへと変更された。さらに、ステータスバーが標準で表示されるようになった。 ユニークな機能としては、Webページをマウスドラッグで引きずるようにスクロールできる“Drag to scroll”が追加された。標準では無効化されているが、アドレスバーに“opera:config#UserPrefs|ScrollIsPan”と入力して設定画面を開き、“Scroll Is Pan”のチェックをONにして設定を保存すると利用可能になる。ただし、この機能を有効にしている間はマウスドラッグでテキストを選択することはできなくなる。 そのほか、細かい使い勝手の改良やメール機能のパフォーマンス向上、不具合修正など、多くの変更が施された。
【著作権者】Opera Software ASA
□Opera ブラウザ - すべてのデバイスに最良のブラウザを (中村 友次郎)
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