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【第319回】
ネット対戦型の艦隊シミュレーション「DreadNought」宇宙空間を舞台に戦艦を操舵し、レーダーを駆使して敵艦を撃破せよ!
(07/10/26)
インターネット上で公開されているゲームは、大手メーカーが制作・販売している大作から、個人が趣味で制作して無料で公開しているものまで、ジャンルや価格を問わず、さまざまなものが存在している。しかし、公開されているゲームの数が多すぎて、どんな作品が存在し、どの作品が本当に面白いのかを判断できずに困っている方も多いだろう。そこで『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから、選び抜いた良作を毎週紹介していく。今回は、ネット対戦に特化した艦隊シミュレーションゲーム「DreadNought(ドレッドノート)」を紹介しよう。
索敵と操舵が勝敗を決める
また本作はネット対戦専用となっており、戦う相手は常に人間のプレイヤーというのも熱くなれるポイント。対戦用サーバーへのアクセス機能を備えているので、相手に困ることはない。対戦には最大20人まで参加可能となっており、人数の多い戦いではレーザーとミサイルが画面中に飛び交って気分を盛り上げる。 画面は左側に自艦と周辺宙域が2D見下ろし型で表示され、右側には戦艦を操舵するためのパネルが用意されている。操作は、パネル上にある上下の矢印ボタンで前後の推力を変化させ、左右の矢印ボタンで艦首を左右に動かせる。まずは推力と艦首を調整して移動しながら、パネルの上部に表示されたレーダーに敵艦を映し出すのが目的となる。
[M]ボタンを押すと“中性子ミサイル”の発射モードとなる。このモードでレーダーにマウスカーソルを合わせてクリックすると、その位置にミサイルを発射する仕組み。ミサイルは連射できるが、レーダー上でクリックした位置にしか攻撃判定がないため、避けられやすいという弱点をもつ。[T]ボタンはマウスで発射方向を自由に決められる魚雷のような“光子魚形宙雷”を射出、[e]ボタンでは地雷と同様の役割をもつ設置型の“機械宙雷”を配置できる。
サーバーにアクセスして対戦してみよう基本ルールを覚えたら、実際にネット対戦してみよう。タイトル画面で[Connect to server]をクリックすると、公開されている対戦サーバーへのアクセスとチャットができる画面へと切り替わる。画面上でサーバーを示す星雲のようなアイコンをクリックするとサーバーへアクセスし、いよいよ対戦開始だ。対戦前にはチャットで挨拶するといいだろう。上級ユーザーも数多く集まっているので、わからないことがあれば聞いてみるのも一つの手だ。
また、ゲームをさらに熱くさせる要素がポイント制度だ。これは、敵艦を撃破するなど活躍するとポイントを獲得でき、新しい戦艦を購入できるという制度。購入できる戦艦には、移動速度の速い“駆逐艦”、装甲の厚い“支援戦艦”など全10種類が用意されている。さらに、本ソフトの通常版はフリーソフトだが、シェアウェアの“拡張版”も公開されており、770円(税込み)でライセンスキーを購入すると最新鋭艦10隻を加えた20隻から自艦を選べるようになる。対戦を重ねてさまざまな戦艦を操りたくなったら、購入を検討してみよう。
本作はシューティングゲームとしての要素も大きく、相手の攻撃をギリギリで避ける操舵術を覚えると快感になってくる。たとえば、中性子ミサイルに狙われても、とっさの後退で避けることが可能だ。また逆に、相手の動きを予測して攻撃を当てるのも爽快だ。中性子ミサイルで牽制してレールキャノンで仕留める、敵艦から発射されたレールキャノンの方向を見て敵艦の正確な位置を推測するなど、さまざま駆け引きが楽しめる。1回のプレイ時間はわずか数分と手軽に楽しめるのも魅力。宇宙戦艦の艦長になった気分で、さまざまな戦術を練ってみよう。
【著作権者】小田 朋 氏
□ももっかどっとこむ (芹澤 正芳)
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