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食物連鎖を数量の視点で学習できる「食物連鎖シミュレーション」生物の種類や特性、その捕食・被食の関係を指定した仮想世界をシミュレート
「食物連鎖シミュレーション」は、食物連鎖の生物バランスを学習・実験できるソフト。仮想世界に生息する生物の種類と、その捕食・被食の関係を4種類から選択したうえで、各生物の特性をパラメーターで指定すると、時間経過によって変化する各生物の個体数をシミュレートしてくれる。 仮想世界には、植物の草原と1種類の草食動物を基盤に、2種類の肉食動物やもう1種類の草食動物を生息させることが可能。草原は面積と成長速度を、各動物は初期個体数や寿命、移動能力、生殖能力をパラメーターで指定でき、肉食動物には捕獲能力も指定できる。 捕食・被食の関係は、草原と1種類の草食動物というシンプルなパターンをはじめ、第三次消費者の肉食動物が存在するパターンや、2種類の草食動物が競合するパターンなどを選択可能で、肉食動物が特定の草食動物を求めて競合するパターンはない。シミュレート中は、ゲーム風の画面で仮想世界を描くと同時に、各生物の個体数が折れ線グラフで表示され、いずれかの生物が絶滅するとシミュレートが終了する。 各種パラメーターを調整して仮想世界を長く存続させることで、食物連鎖を数量の視点で学習でき、地球上の食物連鎖が奇跡的に成り立っていることも分かるだろう。シミュレーションの結果は同じパラメーターでも毎回異なるので、各生物の個体数が安定する理想的なパラメーターの組み合わせを見つけてみよう。
【著作権者】突田 行生 氏
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