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ベクターとオプトリンクスが提携、広告付きフリーソフトの普及拡大へベクター登録作者向けに“オプトメディア”の紹介ページが開設
“オプトメディア”とは、インストールしたPCのデスクトップへポップアップ型の広告を表示する代わりに、無償で利用できるソフト。オンラインソフトの開発者は、オプトリンクスとパートナー契約することにより、自作ソフトをオプトメディアとして配布できるようになり、ユーザーがオプトメディアをインストールするたびに報酬を得ることができる。 一方ユーザーは、これまでシェアウェアや製品として配布されていたオンラインソフトがオプトメディア化されれば、無償で利用できるようになる。また、最初からオプトメディアとして公開されるソフトも登場している。ただし現在のところ、自作ソフトをオプトメディアとして配布する作者は一部に限られている。 今回、多くのオンラインソフト作者がソフトを登録しているベクターとオプトリンクスの提携により、オプトメディアの普及拡大が見込まれる。現在ベクターのサイトには、登録作者向けにオプトメディア化の利点を紹介するページが開設されている。 なお、オプトメディア利用時に表示される広告は、ユーザーが閲覧しているWebサイトに関連したものが配信される仕組み。そのためユーザーのPCからは、IPアドレスや閲覧中WebページのURLのほか、MACアドレスから生成されたハッシュ値など、ユーザーを識別するための情報がオプトリンクスの広告配信サーバーへ送信される。同社によると、これらの情報はオプトメディアのインストール・アンインストールの確認および広告配信のための情報として利用されるもので、個人の特定などは行わないとのこと。 また初期のオプトメディアには、インストールすると広告配信ソフトがCPUを占有し、PCの動作が重くなるという不具合があったが、現在は修正されている。そのほか、一部のセキュリティ対策ソフトではオプトメディアをセキュリティ上問題のあるソフトとして検出することがあるが、オプトリンクスはオプトメディアに悪意のあるコードは含まれないとして、技術情報のページに検出時の対応方法を掲載している。
□オプトメディア (中村 友次郎)
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