|
|
エンターブレイン、定番RPG制作ツールの最新版「RPGツクールVX」体験版を公開あらかじめ用意されているサンプルゲームで新機能などを手軽に試せる
“RPGツクール”シリーズは、プログラムの知識がなくてもRPGを制作できるツール。フィールドや町、ダンジョンなどの“マップ”を作成し、そこに会話や戦闘などの“イベント”を配置することでRPGを制作できる。主人公やモンスター、アイテムなどはあらかじめ豊富に用意されているデータを利用できるほか、ユーザーがグラフィックやパラメーターなどを自由に設定することも可能。完成したRPGは自由に配布することができる。 最新版となる「RPGツクールVX」では、オーソドックスなインターフェイスで現在も広く利用されている「RPGツクール2000」の操作性や、前バージョン「RPGツクールXP」で採用されたスクリプトによる機能拡張など、これまでのシリーズを通してユーザーに好評だった機能を可能な限り搭載しているという。 また、主要なグラフィック素材はすべて新作となっているほか、動画再生レートが60FPSになり、フォントにすっきりとした読みやすいデザインの「UmePlus Gothic」を採用するなど、グラフィック面でも進化を遂げている。 なお、画面解像度は「RPGツクールXP」より一回り小さい544×416ピクセルとなっている。フルスクリーン表示も可能だが、編集部で動作確認したところ、ディスプレイの解像度自体は640×480ピクセルとなり、ゲーム画面の周囲に黒枠が出るようだ。
さらに、ダンジョンの壁や床のグラフィックを選ぶだけで、自動的に迷路状のダンジョンを生成できる機能や、“場所移動”“扉”“宝箱”“宿屋”というRPGで頻繁に利用するイベントを簡単に作成する機能が追加されるなど、RPG制作の初心者に向けた補助機能も充実している。 今回公開された体験版では、プロジェクトの新規作成時に自動的にサンプルゲームが読み込まれ、テストプレイも可能なため、豊富な機能を手軽に試すことができる。ただし体験版の終了時にプロジェクトは削除されるほか、既存のプロジェクトを読み込むこともできない。そのほか体験版の制限としては、使用できる各種素材や作成できるマップ・イベントの数が限られているほか、スクリプト機能では同梱スクリプトの閲覧のみ可能となっている。
【著作権者】(株)エンターブレイン、Yoji Ojima 氏
□ツクールweb (中村 友次郎)
|
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||
トップページへ |