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繰り返される1日の中で真実を掴み取る“ループ系”アドベンチャー「生への道」“1日の終わりに殺されてしまう”運命を回避するため、さまざまな可能性を試そう
「生への道」は、選択肢によって展開が変化するマルチエンディング方式のアドベンチャーゲーム。特徴は1プレイが数分と短いことと、ほとんどのエンディングで主人公が殺されてしまい、次回プレイ時はそのときの記憶を残したまま最初へ戻るという、いわゆる“ループ系”シナリオとなっていることだ。 主人公は自分が“10月7日”を何度も繰り返して経験し、そのたびに殺されていることには気づいているが、はっきりとしたことは覚えておらず犯人もわからない。そこでループから抜け出すべく、『身近な人間に殺されたような気がする』という曖昧な記憶を頼りに犯人捜しを開始していく。 ゲーム中の選択肢は主に、義理の妹やクラスメイトなど1日のうちに出会う人々を、信頼するかどうかというもの。最初は誰もが怪しく思えてしまうが、信頼して事情を打ち明けた相手と行動を共にするうちに、プレイヤーには誰が本当に信頼できるか少しずつわかってくる。さらにループを重ねることで、主人公にもかすかな記憶が積み重なっていき、それによって新たな選択肢が増える仕組みだ。 1プレイの終盤には犯人を推理する場面もあるが、よく考えないと解けないというほどではなく、何度かループを体験していればおのずと犯人は絞り込まれてくる。あとは、誰も犠牲にならなくて済むようなハッピーエンドを探して信頼できる味方を増やしていこう。ゲームオーバー時はヒントも表示されるので、繰り返しプレイで真実に近づいていく“ループ系”アドベンチャーの醍醐味を手軽に味わえる1作だ。
【著作権者】N/M 氏
□3分ゲーコンテスト 短編フリーゲームコンテスト (中村 友次郎)
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