“RPGツクール”2000/XP用のキャラクター画像をVX用に変換する制作支援ソフト

フォルダ単位での一括変換が可能。自作画像やネット上の素材をVXでも活用できる

「RPGツクールVX キャラチップコンバーター」v1.02

　“RPGツクール”シリーズの最新版「RPGツクールVX」におけるキャラクター画像の作成を支援する「RPGツクールVX キャラチップコンバーター」v1.02が、12日に公開された。Windows 98/Me/2000/XP/Vistaに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

　エンターブレインの定番RPG制作ツール“RPGツクール”シリーズでは、ゲームにオリジナルのキャラクターを使いたい場合、特定の形式で複数の画像を敷き詰めて1枚にした“キャラチップ”画像を利用する。1つの向きに対して複数のコマを用意することで歩行アニメーションを実現する仕組みだが、27日に発売される最新版の「RPGツクールVX」（以下、VX）では、この“キャラチップ”用画像の仕様が旧バージョンから変更されたため、既存のキャラチップを流用できない。

　そこで「RPGツクールVX キャラチップコンバーター」を利用すると、「RPGツクール2000」（以下、2000）などで使用されている形式や、「RPGツクールXP」（以下、XP）で使用されている形式のキャラチップを、ファイルごとまたはフォルダ単位でVX形式に変換することが可能。過去に自分が制作したゲームの素材を流用したり、インターネット上で多数配布されている2000/XP形式の素材をVXでも利用したい場合に便利だ。

　操作はウィザード形式でわかりやすく、変換後の画像はBMP/PNG/JPEG形式で別名保存できる。また、XP形式からVX形式への変換時は、キャラチップ仕様の違いによりアニメーション用のコマが1コマ削られることになるが、このときどのコマを削るかを指定可能だ。

　なお、VXは2000より画面解像度が上がっているため、2000形式のキャラチップを単純に変換すると、画面上のキャラクター表示が小さくなってしまう。そこで、変換時に画像サイズを2倍に拡大するオプションも用意されている。

【著作権者】イノビア　氏
【対応OS】Windows 98/Me/2000/XP/Vista
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.02（07/12/12）