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被写体の大きさを変えずに背景だけを伸縮させて写真をリサイズ「Resizor」“リターゲッティング”機能により、縦横比を変えても被写体が歪まない
「Resizor」は、“seam carving”と呼ばれる技術を用いた“リターゲッティング”方式によるリサイズが特長の画像リサイズソフト。“seam carving”とは、画像を解析して色の切れ目を等高線状に切り出し、その切れ目部分を削除したり水増ししながら画像をリサイズしていくという技術。画像内で大事な部分の大きさや形はそのままに、縦横比を自由に伸縮できるので、たとえば縦横比4:3の画像をワイド画像へ被写体を歪めずに引き伸ばすといった用途への応用が期待されている。 本ソフトの使い方は簡単で、画像を読み込んだらまず、“Method”から“Retarget”を選ぼう。次に“Image Size”で幅・高さを指定して“Process”ボタンを押せば、リターゲッティング方式による画像リサイズが開始される。離れて並んでいる2人の人物を近づけたり、余計な背景を削除して被写体を強調するなどの写真加工処理も簡単だ。 なお、本ソフトは“Method”から“Resample”を選ぶことで一般的な画像リサイズを行うことも可能。リターゲッティング処理にはかなりの時間がかかるので、デジカメ写真などのサイズが大きい画像は、あらかじめ“Resample”で縮小しておいたほうがよいだろう。また、リターゲッティング処理を行う際は、画像の縦・横のどちらか一方のサイズだけを変更するのがよいようだ。画像の縦・横のサイズを両方同時に変えてしまうと、処理にかかる時間が増えるうえ、乱れた画像が出力されてしまうことがある。
【著作権者】Peter Werner 氏
□Resizor :: Overview (柳 英俊)
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