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NEWS (08/02/04 15:40)

IE7の自動更新が13日より開始、MS特設サイトにて自動更新の案内がスタート

インストール時には3つの選択肢が用意されており、IE6を使い続けることも可能

「Internet Explorer 7」
「Internet Explorer 7」
 マイクロソフト(株)は2月13日より、「Internet Explorer 7」(以下、IE7)の自動更新を開始する。これに向けて4日、同社はIE7の自動更新に関する案内ページを公開した。案内ページでは、自動更新時に現れる各画面の説明やインストール手順が詳しく紹介されている。

 IE7は、2006年11月に正式版が公開され、多くの新機能を搭載したほかセキュリティ面を強化するなど、大幅なバージョンアップとして注目を集めていた。ただし、これまではユーザーが自発的にIE7をダウンロードしない限り、自分のパソコンにIE7がインストールされることはなかった。そのため、Windows XPを利用している場合は、現在もIE6を使い続けているというユーザーが多いだろう。

 海外ではIE7のリリースから約1カ月後には自動更新が開始されていたが、日本ではWebアプリケーションなどへの対応を考慮し、自動更新による配布は見送られていた。しかし同社は、ここ数年のセキュリティ事情などに対しIE6の標準機能では対応が難しくなっていることに加え、各種WebアプリケーションがIE7へ問題なく対応していると判断し、13日より自動更新でIE7を配布すると決定した。

 13日以降パソコンを起動すると、IE7をインストールしていないユーザーには月例のセキュリティ更新プログラムと同様の形式で“更新の準備ができました”というメッセージが表示され、IE7のインストール画面に切り替わる。

 IE7のインストール画面では、3つの選択肢が用意されており、[後で確認する][インストールしない][インストールする]の3つのボタンが表示される。[後で確認する]を選択した場合は、現時点ではIE7をインストールせず次回の自動更新時に再度通知されるようになる。[インストールしない]を選択した場合は、それ以降二度と更新メッセージが表示されなくなる。一般の個人ユーザーが導入を見送りたい場合はこのボタンをクリックすればよいだろう。後日IE7をインストールしたくなった場合は、同社のWebサイトから手動でダウンロードすればよい。


自動更新の通知は月例などのセキュリティ更新プログラムと同様の形式で表示される   インストール画面では3つの選択肢が用意されており、あとから再通知させたり、これ以降通知させないようにすることも可能
自動更新の通知は月例などのセキュリティ更新プログラムと同様の形式で表示される   インストール画面では3つの選択肢が用意されており、あとから再通知させたり、これ以降通知させないようにすることも可能

 企業などで今回の導入を見送りたい場合は、自動配布そのものを無効化する専用ツール「自動配布の無効化ツールキット (Blocker Toolkit) 」をインストールすればよい。なお、このツールを利用する場合はグループポリシーの設定が必要となるため、下記URLにあるダウンロードページにて詳細を確認してほしい。

 なお、IE6のサポートは2009年まで継続され、セキュリティ更新プログラムは2014年まで提供される。


□Windows Internet Explorer 7: 自動更新インストールのお知らせ
http://www.microsoft.com/japan/ie7/
□Windows Internet Explorer 7: ホーム
http://www.microsoft.com/japan/windows/products/winfamily/ie/
□ダウンロードの詳細 : 自動配布の無効化ツールキット
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=4C12D92F-808D-4C21-96CA-DC191A0A8E41&displaylang=ja
□窓の杜 - 【特別企画】「Internet Explorer 7」がついに登場、新機能や使い勝手を探る
http://www.forest.impress.co.jp/article/2006/11/02/ie7.html

(久保 望)




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