NEWS （08/02/07　11:15）

「Glary Utilities」v2.4

　不要なレジストリ項目やファイルの削除など、さまざまなPCのメンテナンス作業を一括で行える統合メンテナンスソフト「Glary Utilities」v2.4が、12月31日に公開された。Windows 98/Me/NT/2000/XP/Server 2003/Vistaに対応し、個人かつ非商用に限り無償で利用可能。現在、作者のホームページからダウンロードできる。なお商用利用の際は、ライセンスキー（39.95米ドル）を購入して「Glary Utilities PRO」にアップグレードする必要がある。

　「Glary Utilities」は、さまざまなパフォーマンス改善ツールを1つにまとめたPCの統合メンテナンスソフト。不要なレジストリ項目・一時ファイル・クッキーなどの検索・削除や、スパイウェア・アドウェアの駆除といったPCメンテナンス作業を一括で行える“1クリックメンテナンス”機能を備えており、初心者でも手軽に日常のPCメンテナンスが可能だ。また、PCに詳しい人にとっても便利なメンテナンスツールを豊富に備えており、それらを組み合わせることでよりきめ細かいメンテナンスが可能。

　たとえば、大量の常駐ソフトが起動している環境では、PCの動作が重くなりやすい。PC内の常駐ソフトを調べるには、「スタートアップ管理」「プロセスの管理」が便利だ。これらのツールでは、ソフト名やプロセス名をGoogleでWeb検索できるので、見覚えのないプログラムや不審なプロセスを発見した場合に活用するとよい。不要な常駐ソフトを見つけたら、指定した複数のソフトを一括でアンインストールできる「アンインストールの管理」を利用して削除しよう。さらに「レジストリクリーナー」を利用して、アンインストーラーでも削除できなかった不要なレジストリ項目を削除しておけば万全だ。

　また、ディスク内の不要なファイルを削除するのもシステムの高速化には有効だ。ディスク内で無駄に使われている領域を減らすには、「重複ファイルの検出」や「空フォルダの検出」などのツールが役に立つだろう。どのフォルダやファイルがディスクを圧迫しているかを棒グラフで表示したり、指定したドライブやフォルダ内でサイズの大きなファイルをリストアップして削除できる「ディスクの解析」もディスク内の整理に役立つ。

「プロセスの管理」を使えば、不審なプロセスの名前をGoogleで検索できる		「ディスクの解析」では、どのフォルダやファイルがディスクを圧迫しているかを棒グラフで表示可能

　ほかにも、誤って削除してしまったファイルを復元できる「復元」、逆に「復元」ツールでも復活できないようにファイルを完全に消去できる「ファイルの完全削除」などのツールを備え、Windows標準の「チェックディスク」「ディスク デフラグ」などのメンテナンスツールを本ソフトから起動することも可能。

　なお、「アンインストールの管理」と「復元」は、それぞれ同作者製の「Absolute Uninstaller」「Glary Undelete」と同等の機能を備えている。これらのソフトは過去に窓の杜で紹介しているので、機能の詳細は下記のリンク先を参照してほしい。

「アンインストールの管理」と「復元」は、それぞれ同作者製の「Absolute Uninstaller」「Glary Undelete」と同等の機能を備えている

【著作権者】GlarySoft.com
【対応OS】Windows 98/Me/NT/2000/XP/Server 2003/Vista
【ソフト種別】フリーソフト（個人かつ非商用利用のみ）
【バージョン】2.4（07/12/31）

□Glary Utilities | Glarysoft
http://www.glarysoft.com/
□窓の杜 - 【NEWS】不要ソフトを一括で削除したいときに便利な「Absolute Uninstaller」
http://www.forest.impress.co.jp/article/2007/09/03/absoluteuninst.html
□窓の杜 - 【NEWS】リムーバブルメディアにも対応するファイル復元ソフト「Glary Undelete」
http://www.forest.impress.co.jp/article/2008/01/10/glaryundelete.html

（柳 英俊）