「エスメロディキーボード」

　W-ZERO3[es]のテンキーやフルキーボードを鍵盤に見立てて演奏できる「エスメロディキーボード」が、11日に公開された。W-ZERO3[es]シリーズに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

　「エスメロディキーボード」は、W-ZERO3[es]のテンキーやフルキーボードを利用して電子音を鳴らすことができるソフト。起動すると真っ白な画面が現れ、この画面上でテンキーの数字を押すと、“ド”から1オクターブ上の“ミ”までの音が鳴る。

　さらに、フルキーボードを開けばキーボードの上2段が鍵盤となり、この場合は最上段でピアノの黒鍵を鳴らすこともできる。またこの状態でテンキーを押すと、2オクターブ低い音階で半音ずつ鳴るため、ベース音として利用可能だ。そのほか、複数のキーを同時に押せば和音も演奏できる。

　音はプログラムで生成される仕組みで、音色データをもたないぶんわずか17.5KBとファイルサイズが小さいため気軽にインストールできるのもうれしい。音色はファミコン風のチープなものだが、そこがかえって電子楽器らしく、W-ZERO3[es]のいかにも電子機器風な端末デザインと相まって昔のシンセサイザーのような趣がある。

【著作権者】APO　氏
【対応OS】（W-ZERO3[es]シリーズ）
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0.0.0（08/03/11）

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（中村 友次郎）