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NB STATION製シェアウェア「DDChecker」「TN Player」が個人情報を無断送信パソコンの使用者名やコンピューター名などを送信、ベクターでは公開停止
ベクターによると、システム情報を送信していたのは、重複ファイルチェックソフト「DDChecker」v5.2.2/5.3とマルチメディアプレイヤー「TN Player」v1.0.2/1.0.4。情報の送信はユーザーの許諾を得ずに行われていた。 送信されるシステム情報はパソコンの使用者名とコンピューター名のほか、MACアドレス・CPUの種類・メモリ容量・OSのバージョン・OSのプロダクトID・メーカー名・機種名・ソフトのシリアル番号・ソフトのバージョンとのこと。 現在、作者のサイトでは経緯の説明と謝罪が掲載されている。作者によると情報取得の目的は、ソフトの不正使用防止、およびソフト改良の参考にするためだったという。しかし、情報は無断で送信されるうえ、不正使用防止やソフトの利用状況とは関係のないものも含まれており、過剰な内容であると言わざるを得ない。 作者は今後、送信する情報を限定したうえ送信時に確認画面を表示するなどの変更を加えた新バージョンを公開する予定とのことだが、新バージョンでもパソコンの使用者名は送信されるという。 シェアウェアの不正利用対策に関しては、過去にもソフト作者がシステムに損害を与えるといった過剰な対策をソフトに施すなどの問題が起きていた。このような行為はオンラインソフト全体の信用失墜につながり、安全で有用なソフトも疑いの目を向けられかねない。オンラインソフトの発展のため、ユーザーにはソフトの不正使用をやめ、ソフト作者には過剰な対策を施さないようにお願いしたい。
□NB STATION(作者のサイト) (長谷川 正太郎)
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