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マイクロソフト、大幅にパフォーマンスアップしたWindows Vista SP1を公開システム全体で20~25%程度のパフォーマンスが向上
SP1の内容は、Windows Vistaの発売以降に発見された不具合やセキュリティ問題を修正するアップデートプログラムすべてを収録しているほか、システム全体の安定性やパフォーマンス、各アプリケーションとの互換性を向上させるプログラムが含まれている。 パフォーマンスの点では、主にファイルコピー時の動作が格段に向上している。具体的には、同一ドライブ内でのファイルコピー、ネットワークを通したファイルコピーなどの転送速度が向上したほか、ファイルコピー時の反応そのものも速度が大幅にアップしている。また、Windowsが標準で搭載しているZIPファイルの圧縮・解凍機能においても動作速度が向上した。さらに、頻繁に利用するアプリケーションの起動を高速化できる機能“Windows SuperFetch”も改善されている。 安定性や互換性の点では、DirectX 10.1に対応し、Windows Vistaの発売以降に登場した新しいグラフィックカードをサポートするようになった。また、Blu-ray DiscドライブやHD DVDドライブに対応したほか、MPEG-2コーデックが拡張されている。 同社によると、SP1を導入することでシステム全体において20~25%程度のパフォーマンス向上が期待できるという。ただし、パフォーマンス関連のアップデートプログラムは、自動更新の対象外としてWindows Updateですでに公開されていたため、個別にプログラムを適用しているユーザーにとっては、必ずしもパフォーマンスの向上を体感できるとは限らない。これらのアップデートプログラムを適用していなかったユーザーは、是非SP1を導入してそのパフォーマンスの向上を体感してみよう。
□Microsoft Windows Vista: Windows Vista Service Pack 1 (久保 望)
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