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MS、Vista SP1の“Thumbs.db問題”はパフォーマンス向上の仕様変更による結果仕様変更が悪影響を及ぼさないユーザーであればそのまま利用するのが得策先日弊誌でお伝えした『Vista SP1適用後に画像フォルダ内へ“Thumbs.db”が作成される問題が発生』という件について、その詳細をマイクロソフト(株)に問い合わせて回答を得ることができたので続報として紹介する。 本件の内容は、3月19日に公開されたWindows Vista用の“Service Pack 1”(以下、SP1)を適用すると、画像のキャッシュファイル“Thumbs.db”をネットワークフォルダなどへ作成してしまうというもの。詳細は下記URLの記事を参照してほしい。 同社によるとSP1では、ネットワーク越しに画像フォルダを閲覧した際などのパフォーマンス向上を優先した結果、Windows XPと同じように画像が存在するネットワークフォルダ内へ“Thumbs.db”を作成するように仕様を変更したという。 したがって、ディスクスペースを気にする必要がない、また隠しファイルである“Thumbs.db”がファイルリスト上で見えてしまっても問題がないと考えるユーザーならば、この仕様変更によるメリットを活かすのが得策と言えるだろう。 とは言うものの“Thumbs.db”が各フォルダに作成されるのは困る、というユーザーは、先日お伝えしたとおりレジストリを直接編集するしかない。ただし、レジストリの編集は一つ間違えるとシステムが正常に動作しなくなるといった危険と隣り合わせなので、編集する際は十分な注意が必要だ。 また同社によると、今回の仕様変更をさらに改良する、あるいは仕様を戻すといったことは現在のところ予定されていないとのこと。ただし、本件の情報に関して同社が公開しているサポート技術情報ページ(KB)への登録は検討するという。
□窓の杜 - 【NEWS】Vista SP1適用後に画像フォルダ内へ“Thumbs.db”が作成される問題が発生 (久保 望)
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