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NEWS (08/04/14 11:50)

物理演算エンジンを搭載する“動く”お絵かきソフト「Phun」

物理現象を把握したうえで絵を描けば、大掛かりなギミックやカラクリを作成可能

「Phun」Beta 3.5
「Phun」Beta 3.5
 お絵かき感覚で大人も子供も楽しめる2D物理シミュレーター「Phun」Beta 3.5が、3月27日に公開された。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XPで動作確認した。現在作者のホームページからダウンロードでき、利用は非商用目的に限られる。

 「Phun」は、物理学やパソコン操作の学習にも活用できるお絵かき用ドローソフト。物理演算エンジンを搭載しているのが特徴で、キャンバス上では重力や空気抵抗といった物理現象が働いているため、描いた絵が自然界下のように動き出す。

 本ソフトの特長である“動き”を楽しむ意味でも、[File...]-[Load Scene...]メニューから、あらかじめ同梱されているサンプルファイルを読み込み、キャンバス上の動きをまず体感するとよいだろう。画面上部の再生ボタンや巻き戻しボタンで、キャンバス内の時間を操作できるので、同じ絵を使って何度でも“動き”を楽しめる。

 オブジェクトはただ並べたり繋いだりするだけでなく、液体化したりモーターで動かしたりと、とにかく描画の自由度が高いため、物理現象を把握したうえで絵を描けば、大掛かりなギミックやカラクリを作成することが可能。また、マウスに集約された操作系は直感的でわかりやすいので、お絵かきをとおして、パソコンの操作を子供に慣れさせるといった教育用途でも活用できるだろう。


【著作権者】Emil Ernerfeldt 氏
【対応OS】(編集部にてWindows XPで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト(非商用利用のみ)
【バージョン】Beta 3.5(08/03/27)

□Phun - 2D physics sandbox
http://www.phun.at/

(中井 浩晶)




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