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液晶TV“アクオス”をPCからシリアルポート経由でコントロール「AQUOS Tool」起動オプションの指定により、入力モードやAVポジション、音量などを一括変更
シャープ製液晶TV“アクオス”シリーズの一部には、同社製PC“インターネットAQUOS”シリーズと接続するためのRS-232C端子が設けられており、“インターネットAQUOS”上から各種機能をコントロールすることが可能だ。しかし、他社製PCからコントロールするためのソフトは提供されていない。 そこで「AQUOS Tool」を利用すれば、他社製PCからアクオスに制御コマンドを送信して、さまざまなコントロールができるようになる。使い方は簡単で、起動オプションに、アクオスを接続したシリアルポートの番号と、アクオスシリーズのマニュアルに掲載されているコマンドを指定するだけ。 たとえば、シリアルポート1に接続したアクオスの“入力切替”を“入力1”に変更する場合は、“COM1 IAVD 1”と指定すればよい。複数のコマンドを一度に指定することも可能で、たとえば“COM1 IAVD 6 AVMD 2 VOLM 20”と指定すれば、“入力切替”を“入力6”、“AVポジション”を“映画”に変更したうえで、音量を20に設定できる。 入力切り替えのほか、AVポジション、位置調整、画面サイズ、音量、消音、サラウンド、音声切り替え、オフタイマー、スタンバイ移行といった制御にも対応しているので、動画再生やゲームなど、目的に応じた設定の組み合わせをデスクトップへショートカットとして作成したり、ランチャーソフトに登録しておくと便利だろう。 なお、編集部でテストに利用した“LC-32DS1”では、複数のコマンドを同時に指定すると、うまく動作させることができなかった。複数の設定を一括して変更したい場合、環境によってはバッチファイルやVBScriptを利用するなどの工夫が必要になりそうだ。
【著作権者】mia 氏
□The World 12 (霧島 煌一)
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