Google、日光が地球を照らす様子を再現できる「Google Earth」v4.3を公開

道路から撮影した360度のパノラマ写真を表示できる“ストリートビュー”も実装

「Google Earth」v4.3.7191.6508 (beta)

夕暮れ時の新宿ビル群を眺める

　米Google Inc.は、3D地図ソフト「Google Earth」の最新版v4.3 (ベータ)を公開した。最新版の主な変更点は、地球に日光が当たる様子を再現できる“サンライト”機能が追加されたこと。“サンライト”機能は、ツールバー上の太陽と山が描かれたボタンを押すと実行でき、画面上部のゲージで時刻を指定することにより太陽の位置を変更できる。また、指定したスピードで時間を自動的に進めることも可能。

　たとえば、宇宙から地球を眺めた場合は日照範囲を確かめることができ、地上にズームインした場合は建物や地形に日光が当たり、影ができる様子を観察できる。また、夕暮れ時には夕焼けを観測することも可能なほか、夜になると空には星空が広がる。

　そのほか、同社の“Google マップ”ではすでに利用可能になっていた、道路から撮影した360度のパノラマ写真を表示できる“ストリートビュー”を、本ソフト上で利用可能になった。“ストリートビュー”は地図上で黄色い縁取りのカメラ型のアイコンで示されており、ズームインすると球体、または円筒に写真が張り付いた状態に変化する。

　この球体などをダブルクリックすると、“ストリートビュー”を開始可能。“ストリートビュー”では画面のドラッグなどで見る方向を自由に変えられるほか、マウスホイールの回転などでズームイン・アウトが可能。また、道路上に表示されたカメラ型アイコンをダブルクリックすると、その地点へ視点を移動することができる。

　そのほか、地図上の移動や地図の回転、傾きの変更を行うパネルが一新され、より使いやすくなった。また、3Dによる建物の表示がよりリアルになったうえ、表示が高速化している。

　本ソフトは、Windows 2000/XP/Vistaに対応しており、個人かつ非商用に限り無償で利用可能。現在、同社のホームページからダウンロードできる。


円筒形の写真が道路上に並んでいる		“ストリートビュー”

【著作権者】Google Inc.
【対応OS】Windows 2000/XP/Vista
【ソフト種別】フリーソフト（個人かつ非商用利用のみ）
【バージョン】4.3.7191.6508 (beta)