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【第336回】
2Dパズルアクションゲーム「時計塔のひみつ」時間と頭脳の真剣勝負! スイッチを巧みに操り時計塔の頂上を目指そう
(08/04/18)
『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから、選び抜いた良作を毎週紹介していく。今回はジャンプとスイッチを駆使して時計塔の頂上を目指すパズルアクションゲーム「時計塔のひみつ」を紹介しよう。
3分間で時計塔の頂上に到達せよ
操作はカーソルキーの左右で移動、[C]キーでジャンプとなる。また、ジャンプ中や落下中にカーソルキーの左右を押すことで、壁や歯車のフチにつかまる“ホールド”状態へと変化。ホールド中はジャンプしたり、カーソルキーの下を押すことで手を離して落下することも可能だ。何度かホールドを繰り返して大きな歯車の上に登ったりと、ただのジャンプでは届きそうにない場所にも行けるため、非常に重要なテクニックと言える。また、[Z]キーでは画面の表示が少しズームアウトされるので、足場探しなど周囲の状況を確かめるのに便利だ。 ステージのクリア条件は、ステージの上部にある大きな円に行き着くだけとシンプル。円に入ると次のステージへと移動し、5ステージ目の円に入るとゲームクリアとなる。これだけなら簡単そうに思えるが、実際にプレイしてみると、ジャンプやホールドだけではすぐに行き詰まってしまう。先に進むには、ステージ全体を回転させる“スイッチ”の活用が必須となるのだ。 スイッチはステージ内に点在しており、青く光っているのですぐにわかる。プレイヤーと接触すると“!”が吹き出しで表示され、このとき[X]キーを押すとステージ全体が回転し、スイッチに描かれている矢印の方向が下に変化する仕組みだ。これにより、進むことができなかった場所へと移動が可能になる。 目指すべき大きな円は必ずステージの上方に位置しているが、スイッチでステージを回転させると、その方向がわかりにくくなる。そのため、画面左上にあるコンパスを常にチェックすることが大切。これは基本的に、コンパスの示す方向を目指していけば大きな円に行き着けるためだ。最初は制限時間を気にせずに、コンパスを頼ってステージの構造を覚えることに専念しよう。 制限時間がゼロになったり、画面外に落下したり、ノコギリ状の歯車に接触して画面右下のライフがゼロになるとミスで、残機を1つ減らしてステージの最初からリトライとなる。残機は初期状態で2つあり、ゼロになってもリトライは可能だが、この場合は正式なゲームクリアとは認められなくなるので注意しよう。
アイテムを入手して制限時間を延ばせ!ステージの構造を把握できたら、今度は記録として認められる“残機を残してのゲームクリア”を目指すことになる。とはいえ、5ステージまで含めて3分しかないのはかなり厳しい。そこで重要になるのは、ステージ内に5個あるネジ巻きの形をした“アイテム”の存在だ。アイテムを入手すると、少しだけ制限時間を引き延ばすことができ、さらにステージ内のすべてのアイテムを集めることで残機が1つ増える。ステージの構造と合わせて、アイテムの位置も把握するようにしよう。また、スイッチはプレイヤーが触れてさえいれば、落下中でも起動できる。この特性を利用した、スイッチの“かすり起動”というテクニックもクリアには重要となる。落下の勢いを利用しながらステージを回転させれば、ホールドでも届かない位置へと移動可能になるからだ。うまく活用すれば劇的に時間を短縮できるうえ、ステージ5のクリアには必須となってくるテクニックだ。
慣れれば3分以内にクリア可能という短いゲームではあるが、より時間を短縮できるルートを考えるのが楽しく、何度でも遊べる。あのスイッチからこのスイッチへ直接移動すればもっと近道なのではとか、無謀とも言える落下によって実はコースを短縮できるのではなどと、じっくり戦略を立ててステージを巡りたくなる魅力があるのだ。これは、ブロックとスイッチがただ単に配置されているのではなく、うまく活用すればどんどん時間を短縮できるよう、実にロジカルに作られているためだろう。最初は少々難しく感じるが、やればやるほどのめり込んでいく作品だ。
【著作権者】SSI 氏
□時計塔のひみつ (芹澤 正芳)
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