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“SETI@home”をCPUのSSE命令セットを利用して高速化するパッチ編集部にて試用したところ処理速度が倍以上に向上
「Windows Port of Alex Kan's」は、分散コンピューティング向けの汎用クライアントソフト「BOINC」による“SETI@home”プロジェクトの処理を高速化できるパッチ。標準の“SETI@home”では対応していないSSE命令セットを利用する仕組みで、作者のサイトではSSE2/3/4.1およびSSSE3用のパッチが用意されている。 利用するには、まず「BOINC」を完全に終了する。次に、本パッチの配布ファイルを解凍するとできる“Files to install”フォルダ内の全ファイルを、「BOINC」のインストールフォルダ内にある“projects”-“setiathome.berkeley.edu”フォルダへコピーする。あとは「BOINC」を起動すれば、SSE命令セットを使った処理が開始される。 編集部にて“Core 2 Quad Q6600”を搭載したPC上のWindows Vista環境でSSSE3用のパッチを試用したところ、処理速度が倍以上に向上した。自分のCPUがどのSSE命令セットに対応しているかは、「CPU-Z」や「CrystalCPUID」といったCPU情報表示ソフトを利用するとよいだろう。 なお、本パッチを適用すると処理結果を3D表示する機能は利用できなくなるので注意。また、本パッチの利用を停止したい場合は、「BOINC」からいったん“SETI@home”プロジェクトを削除し、再度プロジェクトを追加すればよい。
【著作権者】Alex Kan 氏、Jason G 氏、Raistmer 氏、JDWhale 氏ほか
□Seti@Home optimized science apps and information (長谷川 正太郎)
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