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マウス派もキーボード派も満足できるビジュアル系タスク切り替え「Switcher」ウィンドウタイトルを対象にインクリメンタルで絞り込むなど豊富な機能を備える
Windows Vistaではタスクを切り替える方法として、[Alt]+[Tab]キーで実行できる“Windows フリップ”と、[Windows]+[Tab]キーで実行できる“Windows フリップ 3D”の2つが用意されている。“Windows フリップ”はマウスで実行することができずショートカットキーの操作に慣れたユーザーでなければ利用しづらい。対して“Windows フリップ 3D”は、マウスでもキーボードでも実行できるが、目的のウィンドウへ一発で切り替えるといった操作は難しい。 「Switcher」はこうしたWindows Vista標準のタスク切り替え操作の不満を解消してくれるソフトだ。まずマウスで実行させるには、デスクトップの4隅や上下左右といった画面端へカーソルを移動するだけ。カーソル移動で実行させる位置は任意に設定可能。一方、キーボードで実行させるには、任意に割り当てられるホットキーを押せばよい。 本ソフトでタスク切り替えを実行すると、デスクトップ全体が影で覆われたように薄暗く表示され、実行中の各ウィンドウがアニメーションしながらタイル状にサムネイル表示される。マウス操作でウィンドウを切り替える場合は、サムネイルで目的のウィンドウを探してクリックするだけ。 またこのとき、直前にアクティブだったウィンドウのサムネイル上には1番の数字が、2番目にアクティブだったウィンドウには2番の数字が、といったように1~9までの数字が割り当てられ、テンキーなどを押すことで該当するウィンドウへ切り替えられる。さらに、ウィンドウのタイトルバー文字列を対象にインクリメンタルサーチで目的のウィンドウを絞り込むことも可能。数字が割り当てられていないウィンドウへ切り替えたい場合にはこちらの機能を利用しよう。 このように本ソフトは、マウス・キーボードで実行できるほか、ウィンドウの切り替えやすさや、アニメーションによるサムネイル表示など、Windows Vista標準のタスク切り替えに満足できない人にお勧めできるだけの機能を備える。 さらに設定では、ウィンドウのサムネイル表示をグリッド状に変更したり、マウスカーソルの移動時に[Ctrl]キーや[Shift]キーの同時押しで実行するようにしたり、ホットキーの割り当てを増やせるなど、見た目や操作性をカスタマイズできる項目が豊富に揃えられている。
【著作権者】Bao Nguyen 氏
□Switcher for Windows Vista (久保 望)
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