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Windowsのイベントログを徹底的に調査できる「Event Log Explorer」イベントの詳細をデータベースサイトで検索できるほか、他PCのログも集中管理
Windows標準のイベントログ管理ツール「イベント ビューア」は、Vistaになって大幅に進化した。特定イベントの発生時に、「タスク スケジューラ」を利用してメールを送信したり指定プログラムを起動させるなどの機能が追加されたほか、サービスを利用することでネットワーク上の複数PCのイベントログを1台のPCで集中管理できるようになった。 しかし、その一方で検索など一部の機能は、XPの「イベント ビューア」と比べると機能が弱体化されてしまっている。「Event Log Explorer」は、VistaユーザーもXPユーザーも満足できるだけの各種機能を備えたWindowsのイベントログ管理ツールだ。 画面は3ペインで、左側にはイベントのタイプごとのツリー、右側には選択イベント内のログ一覧、右下には選択したイベントログの詳細が表示される。また、右側のログ一覧画面はタブ切り替え型となっており、複数のイベントログを同時に開いて表示を切り替えることが可能。 本ソフトは、Windows Vistaの新機能であるネットワーク上にある複数PCのイベントログを集中管理する機能も備えている。Windows Vistaの「イベント ビューア」と違い、サービスを稼働させる必要がなく、PC名を入力したりPC名一覧から選択するだけで、他PCのイベントログをローカルPCのイベントログと同様にタブを切り替えて参照できる。 なかでも本ソフトの特長は、選択したイベントの詳細情報を、マイクロソフトが運営するデータベース“Events And Errors Message Center”や、Windowsのシステムイベントをはじめネットワーク関連などさまざまなイベント情報を照会できるデータベースサイト“EventID.Net”で検索できること。イベントログ一覧の右クリックメニューやプロパティ画面から、それぞれのデータベースサイト内に登録された当該イベントIDのページを直接開くことが可能。 また検索・フィルタリング機能では、イベントの種類、イベントID、ソース、カテゴリー、ユーザー、日付などを細かく指定できる。ログ一覧のエクスポート機能では、HTML/TSV形式に加え、「Microsoft Excel」の文書形式であるXLSファイルとして出力することも可能だ。 そのほか、特定のイベントにマーカーを付加できるブックマーク機能や、あらかじめイベントのID番号と色情報を紐付けておくことで、自動的にログ一覧を色分けする機能なども備えている。これらの機能を使いこなすことで、Windows上で発生するあらゆるイベントを徹底的に調査することができるだろう。
【著作権者】FSPro Labs
□Event Log Explorer - Windows event log management, security, system analyzer, archiver, report, backup tools - FSPro Labs (久保 望)
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