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UIを一新したモバイル向けWebブラウザー「Opera Mobile」v9.5のベータ版が公開ズームと“引きずりスクロール”を駆使して直感的かつスムーズな操作が可能に
本バージョンでは、標準でWebページを画面の横幅に収まるサイズへ縮小表示するようになった。これによりWebページの全容を眺めつつ、必要な箇所をズームして詳細を確認するという使い方が容易になる。ズーム操作は直感的で、ズームしたい場所をダブルタップするとズームインし、もう一度ダブルタップするとズームアウトする仕組み。さらに、画面を引きずるようにドラッグすることで、表示領域を全方向へスムーズにスクロールさせることが可能だ。 なお設定により、Webページのサイドメニューや段組といった各要素を分解して縦1列に再配置し、本文を読めるサイズで表示する“Mobile view”も利用可能。 また、既定では常に全画面でWebページを表示するようになった。必要に応じて画面右下のボタンをタップすると、アドレスバーとシンプルなボタンのツールバーが表示される仕組み。設定により常にアドレスバーなどを表示させることもできる。 そのほか、表示中のWebページ全体をローカルに保存して管理し、オフラインで閲覧する機能が追加された。さらにパフォーマンスやWeb標準への準拠が向上するなど、レンダリングエンジンにも改良が施されている。 その一方でタブバーが廃止され、複数のWebページを開いたときはツールバー上のボタンから切り替えるようになるなど、一部の機能やユーザーインターフェイスは削減されている。モバイルでのWeb閲覧に特化して操作性をブラッシュアップした印象だ。 なお、6月末に発売されたウィルコムの最新スマートフォン“WILLCOM 03”には「Opera Mobile」v9.5のWILLCOM 03専用版が搭載されているが、こちらは14日にFlash Lite 3.0へ対応した最新版が公開されている。
【著作権者】Opera Software ASA
□Opera Mobile (中村 友次郎)
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