|
|
「お忍びリネーム」が約4年半ぶりに更新、さらに便利な機能を搭載かゆいところに手が届く超定番ソフト、従来の基本機能はそのままさらに進化
「お忍びリネーム」は、エクスプローラ上でファイル名を変更する際に、拡張子を除いてファイル名の部分だけを選択できるようにする常駐ソフト。Windows XP以前のWindowsでは、拡張子を表示している状態でファイル名を変更しようとすると、ピリオドや拡張子を含むすべての文字列が選択されてしまう。そのため、ファイル名の部分のみを変更したい場合は、ピリオドや拡張子を消してしまわないように慎重に編集する必要がある。 そこで「お忍びリネーム」を常駐させておけば、[F2]キーやファイルの右クリックメニューから[名前の変更]を押した際に、拡張子を除くファイル名の部分だけが選択され、この状態で再度[F2]キーを押すと次はファイル名とピリオドを除いた拡張子部分だけが選択される。さらに[F2]キーを押せば今度はファイル名とピリオドを含むすべての文字列が選択される。以降は[F2]キーを押すたびに、この3つの選択状態が切り替わる仕組み。 Windows Vistaも似た機能を備えているが、Windows Vistaでできることは[F2]キーを押した際に、ピリオドや拡張子を除いたファイル名部分のみを選択できるところまで。続けて[F2]キーを押しても、拡張子だけを選択したり、文字列すべてを選択することはできない。そのため「お忍びリネーム」は、Windows XP以前のユーザーだけでなく、Windows Vistaユーザーでも重宝するわけだ。 約4年半ぶりのバージョンアップとなる本バージョンでは、従来の基本機能はそのままに、さらにファイル名変更時の詳細な動作を設定できるオプションや、ファイルの右クリックメニューを拡張する機能が搭載された。 ファイル名変更時の動作設定では、[F2]キーを押した際に選択状態にする順番を入れ替えることが可能。たとえば標準では、ファイル名、拡張子、全文字列となっているが、これを拡張子、全文字列、ファイル名など任意の順番で選択するように変更できる。また[Insert]キーで現在の日付をファイル名に挿入できるオプションなども追加された。 ファイルの右クリックメニュー拡張では、選択中ファイルのファイル名を大文字・小文字へ変換したり、ファイルのフルパスをクリップボードへコピーできる機能などを備えており、まさにファイル名変更ユーティリティとして活用できる各種機能が追加されている。 すでに本ソフトを知っているユーザーにとっては、“かゆいところに手が届く”ソフトとして定番のユーティリティ。さらに便利な機能が追加されているのでバージョンアップすることをお勧めする。また、これまで知らなかった人は是非、この機会に導入してみよう。きっと手放せなくなるはずだ。
【著作権者】(有)デジ・デジ・デイ
□デジ・デジ・デイ? (久保 望)
|
|
|
|||||||||||||||||||||||||
トップページへ |