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NEWS (08/09/25 18:00)

巨大ファイルを快適に開けるようになった「EmEditor」v8のベータ版が公開

“箱形編集”“バイナリ編集”といった新機能に加え、置換など既存機能も強化

「EmEditor Professional」v8.00 beta 1
「EmEditor Professional」v8.00 beta 1
“箱形編集”では矩形選択した範囲の文字列を手軽に書き換えることが可能
“箱形編集”では矩形選択した範囲の文字列を手軽に書き換えることが可能
v8よりバイナリーファイルの編集にも対応
v8よりバイナリーファイルの編集にも対応
 (株)エムソフトは25日、テキストエディター「EmEditor Professional」の次期バージョンとなるv8のベータ版を公開した。Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/XP x64/Server 2003 x64/Vista x64/Server 2008 x64に対応する、4,200円(税込み)のシェアウェアで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

 v8では、“巨大ファイル コントローラー”“箱形編集”“バイナリ編集”といった新機能が追加されたほか、検索・置換の高速化、“プロジェクト”プラグインの強化、さらに細かい部分での使い勝手が向上されるなど、多数の変更が施されている。

 なかでも注目の機能は、数百GBにも及ぶ巨大ファイルでも快適に開ける“巨大ファイル コントローラー”だ。一般的なテキストエディターなどは、ファイルの最初から最後まですべてを一気に読み込むため、ファイルサイズが大きくなるにつれて、読み込みの所要時間も長くなってしまう。

 これに対し“巨大ファイル コントローラー”を利用すると、ファイルの読み込み処理を途中で停止したり、読み込む範囲を任意のサイズで指定し、その部分だけを開くといった操作が可能。編集対象のテキストファイルのサイズがたとえ巨大であっても、末尾にテキストを追記したい場合などはあらかじめ終端部分だけを読み込んで編集するといった使い方ができる。

 続いて“箱形編集”は、矩形選択した範囲の文字列を一括で書き換えられる機能。プログラムのソースコードなど、同じ桁数の文字列が複数行にわたり、その文字列を一括して別の文字列に書き換えたい場合に有効な機能だ。使い方は、矩形選択した状態で書き換えたい文字列を入力するだけ。ダイアログを表示する必要がないため、選択範囲の置換機能を利用するよりも手軽に文字列を一括で書き換えることが可能。

 さらにv8では、バイナリーファイルの編集にも対応した。“アスキー表示”“16進数表示”のほか、任意のエンコードでバイナリーファイルを開くことができ、もちろんファイルの編集・上書き保存にも対応する。

 既存機能では、置換機能が大幅に高速化されている。一括置換を実行する際に、一つ一つの置換に対するアンドゥ情報を記憶しないようにすることで高速化が実現された。標準ではアンドゥ情報を記憶する仕様になっており、速度を優先したい場合は置換中に表示されるメッセージダイアログのチェックボックスをONにすればよい。

 そのほかの変更点は、半角・全角・EOFなどの記号を任意の文字で描画できるオプションや、選択文字列をドラッグ&ドロップで編集する機能を無効化できるオプションが追加されたこと。また、文字列を選択していない状態でのコピー・切り取りコマンド実行時は現在行をコピー・切り取りする仕様に変更されるなど、数多くの機能追加・仕様変更が施されている。


【著作権者】Emurasoft, Inc.
【対応OS】Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/XP x64/Server 2003 x64/Vista x64/Server 2008 x64
【ソフト種別】シェアウェア 4,200円(税込み)
【バージョン】8.00 beta 1(08/09/25)

□EmEditor テキスト エディター - Unicode、巨大ファイルにも対応する Windows 用テキスト エディター!
http://jp.emeditor.com/
□窓の杜 - EmEditor
http://www.forest.impress.co.jp/lib/offc/document/txteditor/emeditor.html

(久保 望)




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