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NEWS (08/09/30 16:15)

仮想PC上のアプリをホストPCに統合できる「VMware Workstation」v6.5 英語版

仮想PC上へのOSインストールを自動化できる機能も追加

「VMware Workstation」v6.5 英語版
「VMware Workstation」v6.5 英語版
“Unity”モードで仮想PC上のWindows VistaをホストPC上のWindows XPに統合した画面
“Unity”モードで仮想PC上のWindows VistaをホストPC上のWindows XPに統合した画面
 米VMware, Inc.は29日(現地時間)、仮想PC作成・実行ソフト「VMware Workstation」の最新版v6.5を公開した。Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/XP x64/Server 2003 x64/Vista x64に対応する189米ドルのシェアウェアで、現在同社のWebサイトから英語版をダウンロードできる。なお、ダウンロードには無償のユーザー登録が必要。また試用期間は30日間で、試用にはダウンロードの際に発行される評価用ライセンスキーが必要。

 v6.5では新たに、仮想PC上のアプリケーションを、本ソフトを実行しているホストPC上のアプリケーションのように利用できる“Unity”モードが搭載された。Unityモードでは本ソフトのウィンドウは最小化され、仮想PC上の各アプリケーションのウィンドウが直接ホストPC上に表示される。1つのOSに異なるバージョンをインストールできないソフトを動作検証する場合などに便利だ。

 “Unity”モードでは、仮想PCとホストPCのアプリケーション間でコピー&ペーストはもちろん、ドラッグ&ドロップによるファイルのやり取りも可能。さらに、タスクバーには仮想PCとホストPCのウィンドウが合わせて表示されるなど、シームレスな統合を実現している。そのほか、ホストPCの[スタート]ボタンの上に仮想PC用のスタートボタンが追加され、アプリケーションの起動ができる。

 もう1つ注目の新機能としては、仮想PCへのWindows/Linuxのインストールを簡略化する“Easy Install”機能が挙げられる。これは、新しい仮想PCを作成する際に、インストールディスクを挿入したCD/DVDドライブやインストールディスクのISOイメージを選択するだけで、そのOSの動作に適した仮想PCの作成からOSのインストールまでをほぼ自動化してくれる機能。

 本機能の利用時は、あらかじめWindowsのプロダクトキーやWindows/Linuxのユーザー名よおびパスワードを入力しておくことで、仮想PC上におけるこれらの情報の入力を省略できる。また、OSのインストール後は本ソフトとの連携ツール「VMware Tools」のインストールも自動で行われる。

 そのほか、仮想PC上での操作やCPU、メモリ、ディスクの状態を記録し、あとで再現するリプレイ機能が搭載された。プログラムのデバッグにおいて、再現させることが困難な不具合を検証したい場合などに役立つ。また、Direct3DのサポートにおいてはDirectX 9.0cおよびShader Model 2.0に対応した。


“Easy Install”機能では、あらかじめWindowsのプロダクトキーなどを入力しておくことでインストールを自動化できる   仮想PC上での操作やCPU、メモリ、ディスクの状態を記録・再生できるリプレイ機能
“Easy Install”機能では、あらかじめWindowsのプロダクトキーなどを入力しておくことでインストールを自動化できる   仮想PC上での操作やCPU、メモリ、ディスクの状態を記録・再生できるリプレイ機能

【著作権者】VMware, Inc.
【対応OS】Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/XP x64/Server 2003 x64/Vista x64
【ソフト種別】シェアウェア 189米ドル
【バージョン】6.5.0 build-118166(08/09/29)

□VMware: Virtualization via Hypervisor, Virtual Machine & Server Consolidation - VMware
http://www.vmware.com/

(中村 友次郎)




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