OutlookやWindows メールに迷惑メール対策機能を追加「さよなら迷惑メール」

ブラック・ホワイトリストで迷惑メールを遮断、試用期間後はフリーとして利用可能

「さよなら迷惑メール」v6.4.07

各対応メールソフトのツールバーにアドオンとして追加

　（株）コージェンメディアは1日、迷惑メール対策ソフト「さよなら迷惑メール」を公開した。Windows XP/Vistaに対応するシェアウェアで、現在本ソフトの専用サイトからダウンロードできる。ライセンス形態は年間使用料という形で提供されており、1年利用権が3,150円（税込み）、2年利用権が5,250円（税込み）、3年利用権が6,930円（税込み）。また30日間の試用期間が設けられており、期間中はすべての機能を利用可能。試用期間終了後は、個人による非商用利用に限りフリーソフト版として継続利用できる。フリーソフト版では、送信メール内へ本ソフトの宣伝文章が挿入されるほか、一部の機能が利用できないなどの制限が設けられる。

　「さよなら迷惑メール」は、「Outlook Express」「MS Office Outlook」「Windows メール」に迷惑メール対策機能を追加するアドオン。ブラックリストやホワイトリスト、また受信メールの言語によるフィルタリングを利用して迷惑メールを判定する。

　ブラックリストには、迷惑メールと判定させるメールアドレスやドメイン名を登録でき、作者サイトに設置されたユーザー同士のコミュニティを経由してデータを自動共有する仕組み。一方のホワイトリストも同様にメールアドレスやドメイン単位で登録できるため、日頃からメールをやり取りする相手のメールアドレスなどをあらかじめ登録しておくとよい。

　「さよなら迷惑メール」をインストールすると、対応する各メールソフトのツールバーに本ソフト独自のツールバーが追加され、同時に迷惑メールの振り分け用フォルダが自動的に作成される。受信メールがブラックリストに登録されていると、この迷惑メール用のフォルダへ振り分けられる。

　このとき、迷惑メールを通常のフォルダに受信してしまった場合は、ツールバーに追加された本ソフトのメニューからブラックリストへ登録可能。また、安全なメールと判断できるメールは、同じくツールバーのメニューから、安全なメールと判定させるホワイトリストへ登録すればよい。

　そのほか、メールの言語をもとに受信そのものの許可・不許可を設定することもできる。たとえば、日本語など特定の言語で作成されたメールのみを受信するようにできるほか、特定の言語で作成されたメールはすべて受信しない、といった設定が可能。

　なお、本ソフトはこれまで「SPAMfighter」という名前で公開されていたが、今回より（株）コージェンメディアが日本語版の販売代理店となり、これを機に日本語版のみ「さよなら迷惑メール」と改名されることとなった。海外では現在も「SPAMfighter」として公開されており、海外ユーザーによって蓄積されたブラックリストも共有することが可能。

【著作権者】SPAMfighter（日本代理店は（株）コージェンメディア）
【対応OS】Windows XP/Vista
【ソフト種別】シェアウェア 3,150円（税込み、年間利用料。ほか複数ライセンス形態あり）（試用期間終了後はフリーソフトとして継続利用可能）
【バージョン】6.4.07（08/10/01）