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メインモニター以外にもタスクバーを表示できる「MultiMonitor TaskBar」ワンクリックで隣のモニターへウィンドウを移動させる補助機能も備える
Windowsでは通常、マルチモニター環境下ではメインモニターにしかタスクバーが表示されない。せっかくマルチモニター環境を導入してデスクトップが広くなっても、日頃からタスクボタンをクリックしてウィンドウを切り替えていた人にとっては、かえってマウスの移動距離が増えて不便になってしまうこともあるだろう。 そんな人にお勧めしたいのが、「MultiMonitor TaskBar」だ。メインモニター以外にも追加のタスクバーを表示可能で、3台までのマルチモニター環境に対応している。それぞれのモニターのタスクバーには、そのモニターに表示されているウィンドウのボタンだけが表示されるようになり、タスクバーでのタスク切り替えが非常に便利になる。 ただし、追加のタスクバーは本ソフトが擬似的に作り出したもので、アクティブなウィンドウのタスクボタンをクリックしてもウィンドウが最小化されない、タスクボタンの右クリックメニューが本ソフト独自のメニューになるなど、本物のタスクバーとは挙動が異なる部分もある。また、メインモニターの位置が、デュアルモニター環境では左側、トリプルモニター環境では真ん中に配置されていることが前提になっているので注意。 そのほか、マルチモニター環境で便利な補助機能も搭載している。たとえばWindows XP環境ならば、ウィンドウを隣のモニターへ移動させられるボタンが各ウィンドウのタイトルバーに追加される。メインモニターにある邪魔なウィンドウを、セカンドモニターへ一時的に移動させる用途などに利用するとよいだろう。また、[Ctrl]+[Shift]キーと左右カーソルキーの同時押しでアクティブなウィンドウを隣のモニターへ移動させることもできるので、Windows 2000/Vistaの環境ではこちらを利用するとよい。 なお、上位版である「MultiMonitor TaskBar PRO」も用意されており、価格は28米ドル。メインモニターが右側に配置されたデュアルディスプレイ環境にも対応し、アクティブなウィンドウのタスクボタンをクリックすることでウィンドウが最小化できるようになっているほか、追加のタスクバーをWindows XP/Vistaのデザインに馴染んだ外観へ変更できるテーマ機能などを備えている。
【著作権者】Roman Voska(aka Oscar) 氏
□Multimedia, Graphics, Video and DVD authoring systems for creative users (柳 英俊)
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