PCと接続した液晶TV“アクオス”を操作できるリモコンソフト「AQUOS MANAGER」

見逃し防止に便利なタイマー機能も搭載、PC作業中の“ながら視聴”に最適

「AQUOS MANAGER」v1.30

タイマー設定画面

タイマーの予約状況をTV番組表風のHTMLファイルで確認できる

　「AQUOS MANAGER」は、液晶TV“アクオス”シリーズを、PC上からシリアルポート経由で操作できるリモコンソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。編集部にてWindows Vistaと“AQUOS LC-32DS1”の組み合わせで動作を確認した。なお、本ソフトの利用にはRS-232Cクロスケーブルによるシリアルポート接続が必要。

　シャープ製の液晶TV“アクオス”シリーズには、大画面モデルを中心に同社製PC“インターネットAQUOS”シリーズと接続するためのRS-232C端子が設けられており、“インターネットAQUOS”上からの各種操作が可能だ。しかし、他社製PC向けのリモコンソフトなどは提供されていない。

　そこで「AQUOS MANAGER」を利用すれば、他社製PCの画面上から、仮想的なリモコンを使った操作が可能になる。本ソフトの画面上には各種操作ボタンが並んでおり、入力モードの切り換えやTVのチャンネル変更、ボリュームの変更やミュートといった操作に対応する。PC作業中の“ながら視聴”時などに、マウスから手を離してリモコン操作するひと手間が省けて便利だ。

　さらに、本ソフトには指定時刻にチャンネルを自動で切り換えるタイマー機能も用意されているので、PC作業中のTV番組の見逃し防止のほか、アクオスのAV出力を利用したPC録画を行いたい場合などにも役立つ。設定したタイマーは、画面右側に表示される一覧表で確認できるほか、HTMLファイルとして出力してWebブラウザー上で確認することも可能。HTML表示は、タイマー設定時に入力したタイトルや実行時刻、録画時間にもとづいたTV番組表風に表示されるので、設定時刻の重複や漏れがないかをひと目で確認できる。

　なお本ソフトのチャンネル設定は、標準で東京地域がプリセットされているので、東京地域のユーザーならアクオスを接続したシリアルポートの番号を設定するだけで、すぐに利用を開始できる。それ以外の地域の場合は、本ソフトのインストールフォルダにある“AQUOS.INI”を「メモ帳」などで開きチャンネル設定を編集すればよい。“AQUOS.INI”では、そのほか入力モードの数や名称をカスタマイズすることも可能だ。

【著作権者】PikaCharat　氏
【対応OS】（編集部にてWindows Vistaで動作確認）
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.30