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「OpenOffice.org」v3.0が正式公開、日本語版もダウンロード可能「Writer」は見開き編集やコメント常時表示に対応、「Calc」は共有編集が可能に
「OpenOffice.org」は、ワープロ、表計算、プレゼンテーション、データベース、図形描画、数式作成の機能を備え、「MS Office」のファイル形式も利用できるオフィス統合環境。v3.0では、「MS Office 2007」の新しいファイル形式であるDOCX/XSLX/PPTX形式の読み込みに対応したほか、さまざまな新機能が追加された。
ワープロソフト「Writer」では、複数のページをタイル状に並べて表示したり、2ページ見開きのレイアウトで表示したまま編集できるようになった。これにより、編集作業をしながら文書全体を見渡したり、冊子などの仕上がりのイメージを確認できて便利。これらの表示モードの変更はステータスバー右端のボタンから操作でき、表示倍率の変更もスライドバーで行うことが可能。
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複数のページを見開きイメージなどで編集可能に | コメントは作成者別に色分け表示される |
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ファイルサーバー上などのファイルを複数のユーザーで同時に編集できる共有機能が追加 |
また、「MS Excel」のVBAがサポートされた。ただし、互換性は完全ではなく、すべてのVBAがそのまま実行できるわけではない。標準ではVBAのサポートは無効化されており、オプションの[読み込みと保存]-[VBA 属性]-[Microsoft Excel 97/2000/XP]で[実行可能コード]のチェックボックスをONにすると利用できるようになる。
そのほか、扱える列数が従来の256列から1,024列に拡張され、印刷プレビュー上でのドラッグによる余白設定、ソルバーの標準搭載、 LOOKUP/MIN/MAX/SUMIFなどいくつかの関数の仕様変更といった、さまざまな改良が施されている。また、グラフ機能では回帰曲線を挿入可能になるなど、「MS Excel」との互換性を向上させる改良が施された。
なお、v3.0ではさまざまな機能改良に伴い、本ソフトが標準で採用するファイル形式“ODF”(OpenDocument Format)のバージョンが1.2へと改定された。そのため、v3.0で保存したファイルを旧バージョンで開くと警告が表示される。そのまま編集をして保存すると、v3.0の新機能で作成した要素は画像化されるなど、元の情報を保持できなくなるため注意。
【著作権者】Sun Microsystems Inc.
【対応OS】Windows 2000/XP/Vista
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】3.0.0
□OpenOffice.org Download(編集部注:つながりにくくなっています)
http://www.openoffice.org/
□窓の杜 - 【NEWS】「OpenOffice.org」v3.0のベータ版が公開、日本語版もダウンロード可能
http://www.forest.impress.co.jp/article/2008/05/08/openoffice3beta.html
(中村 友次郎)
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