簡単にキャラの表情が変わる2Dアニメを作成できる“Live2D”β版が公開

顔の角度や口の開き具合、目の動きなどをドラッグで指定するだけでアニメを作成

「Live2D Animator」v0.8.14

「Live2D Modeler」v0.9

　（株）サイバーノイズは18日、簡単な操作でキャラクターの顔に表情や動きをつけたアニメーションを作成できるソフト「Live2D Animator」と、「Live2D Animator」用のキャラクターを作成できるソフト「Live2D Modeler」のベータ版を公開した。両ソフトともにWindows XP/Vistaに対応するフリーソフトで、現在“Live2D”の公式サイトから利用できる。なお、動作にはJavaランタイム（JRE）5以降が必要なほか、利用にはメールアドレスなどを登録して認証コードを取得する必要がある。

　「Live2D Animator」は、簡単な操作であらかじめ用意されたキャラクターに動きをつけて、アニメーションを作成できるソフト。タイムライン上に“キーフレーム”を設定し、その時点における顔の角度や口の開き具合、目の動き、表情といったパラメーターをドラッグで指定するだけで、前の“キーフレーム”との間を自動補完することが可能。

　また、キャラクターとともにフキダシなどを表示することもできる。作成したアニメーションは独自形式のほか、MOV形式の動画やGIFアニメーション、SWF形式のFlashアニメーションなどに出力可能。

　「Live2D Modeler」は、「Live2D Animator」用のキャラクターを作成できるドローソフト。ベクトル形式で作成したキャラクターに動いた際の変化を設定し、「Live2D Animator」で読み込める“MO”ファイルとして出力可能。また、キャラクターをPNG形式の画像として保存することもできる。

　なお、正式版は動画共有サイトへの投稿機能などが追加され、出力形式の制限や出力した動画にロゴが表示される制限などがあるフリー版と、全機能を搭載した有償のスタンダード版が公開されるとのこと。

【著作権者】（株）サイバーノイズ
【対応OS】Windows XP/Vista
【ソフト種別】フリーソフト（ベータ版につき）
【バージョン】0.8.14（08/11/18）