Webブラウザー「Sleipnir」の開発元として知られるフェンリル（株）は19日、同社が“iPhone”および“iPod touch”向けのネイティブアプリケーション開発に参入することを発表した。これにともない、同社サイト上にiPhone事業を紹介するページが開設されている。

　同社は創業以来、一貫してユーザー本意の使い勝手と優れたユーザーインターフェイス、およびデザインを追求してフリーソフトを開発してきたという。そして同社が培ってきた開発ノウハウと、iPhoneの革新的とされるインターフェイスや技術を組み合わせれば、iPhoneらしいユーザー本位のサービスを提供することができると確信し、アプリケーション開発を決定したとのこと。

　すでにいくつかの同社製アプリケーションの開発、およびパートナーとのアプリケーション共同開発が進行中で、年内もしくは2009年早々に公開できるよう、準備を進めているという。現在のところアプリケーションの内容については一切公開されていないが、「Sleipnir」で定評のある同社だけに、やはりWebブラウザーの登場を期待したいところだ。

□フェンリル | ソフトウェア | iPhone
http://www.fenrir.co.jp/iphone/

（中村 友次郎）