モノクロな空間で迫り来る帯に当たらないように線を伸ばすゲーム「カクカク」

マウスクリックだけで遊べるシンプルさが、なかなかやめられない中毒性を生む

「カクカク」v1.2

　「カクカク」は、迫り来る黒い帯にぶつからないように、青い線をひたすら伸ばしていくミニゲーム。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaで動作を確認した。ベクターのライブラリページからダウンロードできる。

　ゲームを開始すると、真っ白なフィールドのいたるところから上下左右に向かって黒い帯が伸び始める。プレイヤーは青い線を操作して軌跡を伸ばし、黒い帯や画面の端、伸ばしてきた青い線にぶつからないように左右へカクカクと進んでいく。

　これだけではすぐに進める場所がなくなってしまうが、フィールド上には背景に紛れて見えない白い帯が黒い帯と同様に伸びており、黒い帯や青い線を消して進める場所を増やしてくれるのがミソ。白い帯が通過することでだんだんと黒い帯に穴が開いていく様子から白い帯の動きを予測し、青い線を進むべき方向へ導く戦略性が面白い。

　青い線は放っておくと常に直進し続ける性質をもち、画面上でマウスを左クリックすると進行方向に向かって左側へ直角に曲がり、右クリックすれば右側へ曲がる。本ゲームにはステージやゴールがなく、時間経過とともにスコアが加算されていく仕組みで、ひたすら障害物にぶつからないように線を伸ばしてハイスコアを目指すのが目的。操作やルールが極めてシンプルなので、ハマり出すとなかなかやめられなくなるだろう。

　ハイスコアを取るコツは、なんといっても誤操作をしないことだ。たとえば、青い線を上方向に伸ばしているときと下方向に向かって伸ばしているときではマウスのボタン操作が逆になるため、突然黒い帯が迫って来て冷静さを欠くと誤操作をしやすい。また、画面端付近は青い線の進める方向が限られてしまううえ、黒い帯の動きを予測しづらいため、なるべく画面中央で線を伸ばすことも大切だ。

【著作権者】夢幻想楽団
【対応OS】（編集部にてWindows Vistaで動作確認）
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.2