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エクスプローラ上で手軽にシンボリックリンクを作成「Link Shell Extension」そのほかハードリンクやジャンクションを作成することも可能
“シンボリックリンク”とは、あるフォルダやファイルを異なるパスで利用できる機能。Windows Vistaにおいて利用可能で、ショートカットと似ているが、ショートカットの実体は“.lnk”という拡張子のついたファイルであるのに対し、シンボリックリンクはリンク先のフォルダやファイルそのものを指し示す点が異なる。 この性質は、保存先や参照先のフォルダが固定されているアプリケーションを利用する際などに便利。たとえば、複数のPC間でファイルを自動同期できるサービス“DropBox”では、同期対象となるフォルダがインストール時に作成する“My DropBox”フォルダに限られている。しかし、“My DropBox”フォルダ以下に“マイ ドキュメント”や“マイ ミュージック”へのシンボリックリンクを張れば、わざわざ“My DropBox”フォルダにコピーしなくても文書ファイルや音楽ファイルを同期できる。 この場合、シンボリックリンクの代わりにショートカットを利用しても、ショートカットファイル自体が同期されてしまい、役に立たない。このように、シンボリックリンクはショートカットより便利な場合が多いが、通常はコマンドプロンプトで“MKLINK”コマンドを利用して作成する必要があり、初心者には敷居が高く手軽に扱えないのが難点。これをエクスプローラ上で作成できるようにするのが「Link Shell Extension」だ。 使い方は簡単で、フォルダやファイルの右クリックメニューから[Pick Link Source]を選択し、任意のフォルダ上で[Drop as]-[SymbolicLink]メニューを選ぶだけ。リンクを張る操作をキャンセルしたい場合は、[Cancel Link Creation]メニューを選択すればよい。 また、本ソフトは“ジャンクション”や“ハードリンク”なども作成可能。Windows Vistaでは多くの場合、シンボリックリンク以外を利用する必要はないが、Windows XP以下のバージョンのWindowsではシンボリックリンクが利用できないので、これらで代用しよう。
【著作権者】 Hermann Schinagl 氏
□Gerhild's & Hermann's Site (柳 英俊)
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