REVIEW （08/12/15）

「Stereo Tool」v3.40

　「Stereo Tool」は、「Winamp」で再生している音声の音圧やステレオ感を強力に増強できるDSPプラグイン。「Winamp」に対応しており、編集部にてWindows XP/Vista上の「Winamp」v5.541で動作確認した。30ユーロのシェアウェアだが非商用利用に限り無償で利用可能で、無償利用時は12時間に1回メッセージが再生される制限がある。現在、作者のWebサイトからダウンロード可能。

　周波数ごとの音量を圧縮することで音圧を上げられる10バンドのマルチバンドコンプレッサーと、ステレオ感の調節ができるステレオエンハンサーを搭載するほか、イコライザー、ノイズゲート、ラウドネス、ローパスフィルターといったマスタリング系エフェクターを備えており、音楽を自分好みの音質に変更して聞くことが可能。

　さらに、各エフェクトは細かいパラメーターの設定が可能で、自分だけのこだわった音質を設定できるほか、多数のプリセット設定も用意されているため、手軽に音質を変更することも可能。

　また作者のWebサイトでは、VST対応ソフトからエフェクトとして呼び出せるVSTプラグイン版のベータ版や、サウンドデバイスからの音声にエフェクトをかけられる単体動作版なども公開されている。

【著作権者】Hans van Zutphen　氏
【対応OS】（編集部にてWindows XP/Vistaで動作確認）
【ソフト種別】シェアウェア　30ユーロ（非商用利用時は無償で利用可能）
【バージョン】3.40（08/12/03）

□Stereo Tool 3.40 - free Winamp plugin
http://www.stereotool.com/
□窓の杜 - Winamp
http://www.forest.impress.co.jp/lib/pic/music/musicplay/winamp.html

（長谷川 正太郎）