Exif情報を確認しながら大量の写真をキー操作でフォルダ分け「MvPics」

振り分け先のフォルダごとに割り当てたキーを押していくだけで写真を整理できる

「MvPics」v1.00

　「MvPics」は、指定フォルダ内にあるJPEG画像を、サムネイルやExif情報を確認しながらキー操作でフォルダ分けできるソフト。Windows XPに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaでの動作も確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0が必要。

　画面は3ペインで構成されており、標準の画面構成では上ペインに振り分け元となるフォルダ内のデジカメ写真がリスト表示される。リストにはファイル名や振り分け先が表示されるほか、デジカメの機種や画素数、ISO感度といったExif情報を任意に選択して表示することができ、各項目でソート可能。左下ペインではリストで選択している写真と、その前後の写真をサムネイルで確認でき、右下ペインには選択中の写真が拡大表示される仕組み。また、右下ペインの写真上にExif情報を重ねて表示することもできる。

　使い方は、まず振り分け元のフォルダを上ペインにドラッグ＆ドロップして登録する。次に複数の振り分け先フォルダを左下ペインの“移動先ドロップ”ボタン上にドラッグ＆ドロップして登録しよう。振り分け先として登録したフォルダには、ショートカットキーとして任意のアルファベット・数字キーを割り当て可能。

　各種フォルダを登録後、右下ペインに表示される画像を閲覧しながら割り当てたキーを押せば、画像が指定したフォルダへ振り分けられ、自動で次の画像が右下ペインに表示される。このとき、上ペインで複数の写真を選択し、一括で振り分け設定を行うことも可能だ。なお実際の処理は、振り分け設定の完了後に［移動実行］ボタンまたは［コピー実行］ボタンを押すことでまとめて実行される仕組み。

　さらに、一度登録した振り分け先の設定をファイルに保存することができ、次回からファイルを読み込むだけで前回の設定を再現できるほか、特定のフォルダ設定で起動する本ソフトのショートカットファイルを作成する機能も備える。

　なお作者によると、キー操作での振り分け中に、まれにキー操作が効かなくなることがあるとのこと。その際は左下ペインに表示される振り分け先フォルダをマウスでクリックすれば、正常にキー操作を行えるようになるという。また本ソフトは、キー操作にテンキーを利用できないため、キー操作に数字キーを割り当てた場合は、キーボード上段の数字キーを利用しよう。

【著作権者】imaken　氏
【対応OS】Windows XP（編集部にてWindows Vistaでの動作も確認）
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.00（09/01/02）