操作性と高機能が両立したタスクマネージャー「Free Extended Task Manager」

アプリケーションごとのネットワーク利用率やディスクアクセスまでも監視可能

「Free Extended Task Manager」v1.0.4.6

　「Free Extended Task Manager」は、高機能なタスクマネージャー。フリーソフトで、編集部にてWindows Vistaで動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

　本ソフトは、一見するとWindows標準のタスクマネージャーの画面にそっくりだが、機能は大幅に拡張されており、PCの各種リソースの利用状況をより詳しく把握できるのが特長。使い慣れた操作感はそのまま、CPU利用率やメモリ使用量だけでなく、アプリケーションごとのネットワーク利用率やディスクアクセスまでも監視できる。

　各リソースの利用状況は、Windows標準のタスクマネージャーと同様にタブで切り替えて閲覧する仕組みだが、閲覧できる情報は標準のものより豊富。たとえば、［Process］タブでは各プロセスのCPU利用率やメモリ使用量だけでなく、起動時刻や1秒あたりのディスクアクセスも確認できる。また、［Freeze Process(es)］ボタンで任意のプロセスを一時的に停止させたり、右クリックメニューからプロセス名で直接Google検索することも可能。不審なプロセスを発見した際に、一時的に利用をやめて調査するといった用途に利用できそうだ。

　さらに、本ソフトが独自に備えるタブもある。たとえば［Summary］タブでは、稼働中のプロセスのリスト、CPU利用率・メモリ使用率・ディスクアクセス・ネットワーク負荷の各グラフがコンパクトにまとめられており、全体的なPCの稼働状況を把握するのに便利。各リソースのグラフにマウスカーソルを合わせると、ツールチップで利用頻度の高いプロセスなどの情報を見ることができる。

　また、［Ports］タブでは、現在ネットワークを利用しているプロセスを一覧表示できる。右クリックメニューから［Go to Process］を選べば、［Process］タブに移動して当該プロセスの詳細情報を閲覧することも可能。カスタマイズ機能も充実しており、［Option］－［Tab Properties］メニューなどから現在選択中のタブに表示する情報やその表示形式をカスタマイズできる。

特定のファイルをロックしているプロセスを検索するソフトも同梱

　そのほか、特定のファイルをロックしているプロセスを検索するソフトも同梱しており、［File］－［Find processes locking a file］メニューから起動できる。ロックされたファイルのパスを入力すると、当該ファイルを使用しているプロセスを探し出して一覧表示可能で、その場でロックを強制解除することもできる。ファイルを開いていているソフトがわからず削除できない場合などに役立ちそうだ。

【著作権者】Extensoft, Inc.
【対応OS】（編集部にてWindows Vistaで動作確認）
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0.4.6