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NEWS (09/02/03 18:15)

Google、海中や火星を探検できるようになった「Google Earth」v5.0を公開

地表の表示に使用する写真を過去のものに遡る機能やオリジナルツアー作成機能も

「Google Earth」v5.0.11337.1968 (beta)
「Google Earth」v5.0.11337.1968 (beta)
 米Google Inc.は2日(現地時間)、3D地図ソフト「Google Earth」v5.0のベータ版を公開した。最新版の主な変更点は、海中の写真や動画といったコンテンツを表示できる“海”レイヤーや海面を表示する機能が追加されたほか、標準で地球の代わりに火星の地形を表示できるようになったこと。

 “海”レイヤーでは、海中の写真や動画、海底の地形につけられた名前を表示できるほか、海の環境に関する情報やNational Geographic Ventures, Inc.の提供する海の環境に関する日本語のクイズなども表示可能。また、サーフィンやダイビングといったマリンスポーツのスポットや、難破船の位置を表示することもできる。

 また、海面を表示する機能を有効にすると、海へズームインした際に波打つ海面が表示されるようになる。さらに、海へズームインし続けると海中に潜ることが可能で、海中では遠景が海水で霞んで見えるほか、上方にはきらめく海面が見えるようになる。海面の表示を有効にするには、[表示]メニューの[水面]項目をONにすればよい。

 火星の地形を表示するには、ツールバー上の土星型ボタンを押すと表示できるメニューから[火星]項目を選択すればよい。“火星”モードでは火星の立体的な地形を表示できるほか、“火星の人面岩”“オリンポス山”といった場所の写真や探査機の着陸地点、探査機の撮影したパノラマ写真を表示することも可能。


海底から海面を眺める   火星の景色
海底から海面を眺める   火星の景色


約11年前の“本木ヒルズ”近辺
約11年前の“六本木ヒルズ”近辺
 さらに、地表の表示に使用する写真を過去のものに遡る機能も追加された。ツールバーの時計型ボタンなどから本機能を呼び出すと画面上にスライドバーが現れ、目盛りを左に移動することで過去の地表写真を表示できる。また、スライドバーには表示中の写真を撮影した日付が表示される仕組み。

 そのほか、本ソフトで行った操作を簡単に記録し、オリジナルツアーを作成する機能が追加された。ツアーを作成する際にはナレーションを録音することも可能で、作成したツアーはKMZファイルとして保存できる。

 本ソフトは、Windows 2000/XP/Vistaに対応しており、個人かつ非商用に限り無償で利用可能。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。


【著作権者】Google Inc.
【対応OS】Windows 2000/XP/Vista
【ソフト種別】フリーソフト(個人かつ非商用利用に限る)
【バージョン】5.0.11337.1968 (beta)(09/02/02)

□Google Earth
http://earth.google.co.jp/

(長谷川 正太郎)




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