セガ、Webサイトごとに存在する仮想3D空間でチャットできる“〔iA〕”β版

RPGの要素も含まれており、出現する敵を倒すことで経験値やアイテムを得られる

“インターネットアドベンチャー〔iA〕”

仮想3D空間“アイランド”はWebサイトごとに存在する

　（株）セガは16日、既存のWebサイトごとに存在する仮想3D空間でアバターチャットができる“インターネットアドベンチャー〔iA〕”（以下、“〔iA〕”）のオープンβサービスを開始し、専用クライアントとなるIE用アドオン「〔iA〕ツールバー」を公開した。アドオンはWindows XP/Vista上のIE 6/7に対応するフリーソフトで、現在“〔iA〕”の専用サイトからダウンロードできる。なお、利用には名前や住所といった情報を登録する必要があるほか、認証用にNTTドコモの“FOMA”シリーズ、auの“CDMA1x WIN”シリーズ、ソフトバンクの“3G”シリーズのいずれかの携帯電話が必要。

　“〔iA〕”は、仮想3D空間内でアバターを使ったチャットができるサービス。Webサイトごとに島のような仮想3D空間“アイランド”が存在しており、IEで表示したWebサイトの“アイランド”へアバターが移動し、同じサイトを見ているほかのアバターとチャットできるのが特長。また、別の“アイランド”へアバターを移動するとIEで表示するWebサイトも移動する仕組み。

　“アイランド”はデスクトップの背景として表示され、マウスクリックでアバターを自由に移動させられる。“アイランド”はウィンドウとして表示するように設定することも可能だ。また、チャット内容は専用のウィンドウに表示されるほか、アバターからフキダシで表示され、“笑う”“手を振る”といった動作をアバターにさせることもできる。

　また、RPGの要素も含まれており、“アイランド”に出現する敵を倒すことで経験値やアイテムを得ることが可能。一定の経験値が溜まるとレベルアップして能力が上がるほか、手に入れたアイテムはゲーム内のお金に換金してアバターの衣装や装備を購入できる。

　そのほか、自分が管理しているWebサイトを登録することで、そのWebサイトの“アイランド”のオーナーになることも可能。“アイランド”のオーナーになると“アイランド”にお城が建てられるほか、写真や動画、3Dオブジェクトといったコンテンツを配置できる。

　さらに、友達を連れて“アイランド”を移動することで見ているWebサイトを連動させる機能を備えるほか、任意のコメントをしゃべる“ミーム”と呼ばれるアバターの分身を“アイランド”に設置することも可能。

【著作権者】（株）セガ
【対応OS】Windows XP/Vista
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2009021021（09/02/16）