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謎を解き小屋から脱出するコマンド入力型アドベンチャー「謎野町探偵クラブ」グラフィックのシンプルさと相まって往年のアドベンチャーゲームを思い出させる
コマンド入力型アドベンチャーゲームとは、一般的なアドベンチャーゲームのように用意されたコマンドを選択してゲームを進めていくのではなく、状況に合った行動を単語や短文で入力して進めていくゲーム。たとえば扉を開けたい場合は、目的語“扉”と述語“開ける”を含んだ“扉を開ける”のようなコマンドそのものをプレイヤーが考えて入力する必要があるので、謎解きと並行して、いかに状況に合ったコマンドを推測できるかがゲームのポイントだ。 ストーリーは“ひみつ機関ミステリーフィールド”に属する捜査官“猫谷”が、相棒の“犬山”と一緒に調査へ向かった小屋に閉じ込められてしまう場面から始まる。プレイヤーは“猫谷”となり、秘められた謎を解き明かして小屋から脱出するのが目的だ。 ゲームを開始すると、画面上側に小屋の内部などがシンプルなグラフィックで表示され、下側に登場人物のせりふや行動が文章で表示される。また、画面の一番下はコマンド入力欄になっており、ここから“猫谷”の行動を入力する仕組み。 舞台となる小屋の中にはいくつかアイテムが置かれているので、まず気になったものを調べることから始めるといいだろう。ハズレのコマンドを入力してもいきなりゲームオーバーにはならないので、どんどんコマンドを入力しても大丈夫だ。 本作は短編で、謎自体は比較的簡単。かつ作中や作者ページにヒントが豊富に用意されているので、コマンド入力型アドベンチャーゲームの世界に入門してみたいという人のほか、昔の作品は難易度が高くて挫折したというような人にもお勧めだ。
【著作権者】ue 氏
□スナック路地裏 (橋本 崇史)
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