メディアビューワー「Kinoma Play for SoftBank」がX04HT/X05HT向けに無償公開

「Orb」のクライアント機能を備えるほか歌声で曲を検索できる“midomi”にも対応

「Kinoma Play for SoftBank」

　ソフトバンクモバイル（株）は、高機能なマルチメディアビューワー「Kinoma Play for SoftBank」を、同社製携帯端末X04HT/X05HT向けに無償公開した。現在、端末のホーム画面にある“インターネット”タブ内の“コンテンツダウンロード”ページからダウンロードできる。なお、本ソフトのベースとなる「Kinoma Play」はWindows Mobile 5以降に対応しており、開発元であるKinoma社のWebサイトから29.99米ドルでダウンロード購入可能。

　本ソフトは、端末上やWeb上にある動画・音楽・写真などを手軽かつ快適に楽しめるメディアプレイヤーソフト。端末内の全メディアを自動検索して動画・音楽・写真といった種類ごとにリスト化したり、端末内のメディアを検索できる“ライブラリ”機能を備えるほか、さまざまなWebサービスと連携できるのが特長。

　たとえば、動画なら“YouTube”、画像なら“Yahoo!画像検索”“Flickr”“Picasa”などのWebサービスを利用してメディアを検索・閲覧できる。また、“SHOUTcast”や“Live365.com”といったインターネットラジオサービスを利用できるのも面白い。そのほか、自宅PCをメディアサーバー化してストリーミング配信できるソフト「Orb」のクライアント機能を搭載しており、手軽に外出先から自宅PCのメディアを楽むことも可能。変わったところでは音楽検索サービス“midomi”にも対応しており、歌声やハミングなどから曲名を検索できる。カラオケ店でどうしても曲名が思い出せない場合に役立ちそうだ。


「Orb」のクライアント機能を備えるほか歌声で曲を検索できる“midomi”にも対応

　各機能・サービスを利用するには、メイン画面上からアイコンを選択すればよい。メイン画面は複数のページに分けられており、1ページあたり12個のアイコンが表示されている。ページは方向キーを押すほか、“iPhone”のようにメイン画面上を指で左右にになぞることでも切り替えることが可能。

　メディアを閲覧する際も、ボタン操作だけでなくタッチパネルを左右に指でなぞることで次のメディア、前のメディアを開くことができる。これらの操作は、どのサービス・機能を利用している場合でもほぼ統一されていて、戸惑うことなく利用できる。

　再生中のメディアは、メイン画面などほかの画面を操作している際も、画面左下隅に小さくサムネイル表示される。このサムネイルをタップすることでいつでも再生画面に戻ることが可能。また、メニュー画面からメディアをお気に入りに登録したり、Web上のメディアを端末にダウンロードする機能も備えている。メニュー画面は、各画面の右下隅にあるアイコンをタップすると開くことができる。


再生中のメディアはメイン画面でも左下隅に小さくサムネイル表示される

【著作権者】Kinoma, Inc.
【対応OS】Windows Mobile 5以降（編集部にてWindows Mobile 6.1で動作確認）
【ソフト種別】フリーソフト（X04HT/X05HT専用）
【バージョン】5.1.7