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動作速度がさらに向上した「Google Chrome」v2のベータ版が公開フォームの自動入力やWindows 7風のウィンドウ再配置といった新機能も搭載
「Google Chrome」は、昨年12月に正式版が公開されて以降、不具合修正など安定性を向上させる細かいバージョンアップが施される一方、次期バージョンであるv2の早期開発版である“Developer preview”版(以下、Dev版)が公開されていた。Dev版は頻繁に更新され次々と新機能が搭載される一方、十分にテストされておらず動作が不安定なこともある。 「Google Chrome」におけるベータ版は、正式版とDev版の中間に位置するもので、仕様が確定し動作が安定した新機能が搭載される。Dev版よりは安定しているが、正式版ほど洗練されてはいないという位置付けだ。 今回のベータ版では、定評のある動作速度がさらに向上した。同社によると、現行の正式版と比較して同社製のV8ベンチマークで25%、またSunspiderベンチマークで35%の高速化を示す結果が出ているという。 また、フォームの自動入力、画像なども含めたページ全体を拡大・縮小する“full-page zoom”、ホイールクリックによるオートスクロールといった新機能が追加されている。 さらにユニークな新機能としては、タブをデスクトップの端などへドラッグ&ドロップすることでウィンドウを移動・リサイズできるようになった。たとえば、タブをデスクトップ上辺の中央へドロップすると最大化し、左辺や右辺の中央へドロップすると、デスクトップ全体の半分の大きさで再配置される。次期Windows OS“Windows 7”に搭載される“Aero Snap”機能を先取りした格好だ。 本ベータ版は、Windows XP/Vistaに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、ベータ版は正式版を置き換える形でインストールされるので注意。また、本ベータ版はWeb上から直接インストールする“Click One”インストーラーを利用しており、Webブラウザーによっては正常にインストールできないことがある。この場合はIEを利用してインストールすればよい。
【著作権者】Google Inc.
□Google Chrome (BETA) (中村 友次郎)
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