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フェンリル、柏木社長が個人で開発していた「PictBear」v2.0を正式公開多機能ながら動作の軽いペイントソフト。脆弱性修正を機に正式版のリリースへ
「PictBear」は、同社代表取締役の柏木泰幸氏が、現在同社の主力製品となっている「Sleipnir」と同様に、会社設立前から個人で公開していたペイントソフト。本格的なレイヤー機能やプラグインで追加もできるフィルター機能を備えるほか、スクリプトによる自動処理にも対応しており、定番ソフトとして多くのユーザーが愛用していた。 v2.0は2003年に初のベータ版が公開され、タブ切り替えによる複数画像の同時編集やプラグインによる対応フォーマットの追加といった機能が搭載されたが、2004年に公開されたRC版で開発が止まっていた。ソフトの公開も、同社のWebサイト内に設けられた柏木氏個人のラボサイト“Yasuyuki Lab.”などでひっそりと行われるのみだったが、このたび正式に同社の製品としてリリースされることとなった。 今回、長らく開発が止まっていた本ソフトが正式版になったのは、本ソフトが利用しているライブラリに脆弱性があり、ソフトを修正する必要があったため。修正に伴い柏木氏個人ではなく同社からのリリースに変更されたが、同社によると開発自体はすでに終了しているため、不具合修正や新機能追加の予定はないほか、同社のサポート対象外とのこと。 それでも、正式版として公開され、また対応OSにWindows Vista/7が加わったことで、今後も安心して使えるようになった意義は大きい。本ソフトは多機能ながら動作が軽く、ツールバーのほかパレットやレイヤー一覧といったパネルをウィンドウの上下左右へドッキングできるなど画面レイアウトの自由度も高いため、ネットブックなどのサブPCで使っても便利そうだ。 また、本ソフトのダウンロードページにはユーザーが作成したブラシやフィルタープラグインへのリンクも掲載されており、これらを追加することで表現の幅を手軽に広げることが可能だ。
【著作権者】フェンリル(株)
□フェンリル - ユーザーにハピネスを (中村 友次郎)
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