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REVIEW (09/03/23)

Touch Diamondの光・加速度センサーを活かす画面ロックソフト「PocketShield」

移動中のボタン誤操作だけでなく、通話中のタッチパネル誤操作も防止可能

「PocketShield」v2.6.0.5
「PocketShield」v2.6.0.5
 「PocketShield」は、Windows Mobile端末の持ち運び中に、ボタンやタッチパネルの誤操作を防げる画面ロックソフト。Touch DiamondおよびTouch Proシリーズに対応しており、編集部にてS21HT、HT-02AおよびX04HTで動作を確認した。12.90米ドルのシェアウェアで、試用中は全機能を利用可能だが、試用中であることを示す画面がランダムに表示される。作者のWebサイトからダウンロードでき、動作には.NET Compact Framework 3.5が必要。

 Touch DiamondやTouch Proは、端末のボタンやタッチパネル操作を一時的に無効にして、鞄やポケットの中で端末が誤動作するのを防ぐ“デバイスロック”機能を搭載しているが、「PocketShield」はその拡張版とも言うべきソフトだ。画面オフやサスペンドと連動した自動ロック機能を搭載しており、さらに豊富なロック解除方法のなかから、用途や好みに合ったものを利用できる。複数の解除方法を併用することも可能だ。

 用意されているロック解除方法は、アクションボタン押下、画面を上から下になぞる、スタイラスを取り出す、加速度センサーを利用したジェスチャー、光センサーによる明るさ検知の5つ。なかでも明るさ検知は、周囲が明るくなると自動的にロックが解除されるため、鞄やケースから端末を取り出すだけでロックを解除できて便利だ。またジェスチャー操作は、端末を水平に持った状態で左右に振る操作と、机の上に置いた端末を裏返す操作の2種類から選択可能。

 さらに、本ソフトで端末をロックすると、独自のロック画面が表示される仕組み。この画面では日付や曜日、時刻、不在着信件数、標準の「メール」の未読件数、バッテリー残量グラフといった情報を表示できるほか、機種によってはSMSの未読件数も表示可能だ。壁紙表示や専用スキンによるデザイン変更に対応している点もうれしい。

 そのほか、設定画面の[着信設定]タブにある“着信時に PSPP を使用する”オプションを有効にしておけば、電話着信時に専用のロック画面を表示して、ロック解除前に着信相手を「連絡先」に登録された顔写真つきで確認できる。また、通話中のタッチパネル操作を禁止できるので、画面に顔が触れてしまうのが原因で発生する誤操作を防ぐことも可能だ。


電話着信時のロック画面。設定によってはスライド操作で即通話可能だ   加速度センサーを利用した2種類のジェスチャーを利用できる。アニメーションによる解説つきでわかりやすい
電話着信時のロック画面。設定によってはスライド操作で即通話可能だ   加速度センサーを利用した2種類のジェスチャーを利用できる。アニメーションによる解説つきでわかりやすい


【著作権者】JDB Pocketware
【対応OS】Touch DiamondおよびTouch Pro専用
【ソフト種別】シェアウェア(12.90米ドル)
【バージョン】2.6.0.5(09/03/18)

□PocketShield - Smart screen locker & call saver
http://pocketshield.netserver01.com/

(霧島 煌一)




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