REVIEW （09/04/21）

「NiftyWindows」v0.9.3.1

　「NiftyWindows」は、主にウィンドウ操作を拡張するホットキーやマウス操作を大量に追加できる常駐ソフト。Windows 95/98/Me/2000/XP/Server 2003に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaでの動作も確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

　本ソフトは、さまざまなホットキーやマウス操作を追加して、ウィンドウ操作などを拡張できるタスクトレイ常駐型ソフト。メインとなる機能は、ウィンドウ上でマウスを右ボタンでドラッグするだけでウィンドウの移動やリサイズができる機能。ウィンドウ全体を縦横3×3で9分割した内、どこをドラッグするかで動作が切り替わる仕組みで、真ん中をドラッグすると移動、上部中央をドラッグすると上辺だけが伸縮、右上部分をドラッグすると上辺と右辺のみが伸縮するなどのウィンドウ操作が追加される。

　加えて、［Alt］キー、［Shift］キー、［Windows］キーなどを同時に押すことでさまざまな機能が加わる。とくに便利なのが［Alt］キーで、縦横比を維持したままウィンドウサイズを変更できる。ウィンドウいっぱいに動画を拡大表示して再生したプレイヤーソフトをリサイズする場合などに便利。また、［Shift］キーでは10ピクセルずつ段階的にリサイズ、［Windows］キーではウィンドウの中心点を固定して四辺を同時に伸縮といった操作が可能。

　そのほかにも、ちょっとした便利機能を大量に搭載。たとえば、ウィンドウのタイトルバー上でマウスを右クリックしながら左クリックすると、ウィンドウをタイトルバーのみの表示にすることが可能。タイトルバー以外の場所で同様の操作をすると、ウィンドウをすぐさま最小化できる。また、ウィンドウ操作以外では、PCの音声を一時的にミュートしたり、CD/DVDドライブのトレイを開閉したり、スクリーンセーバーをすぐさま起動するといった機能などを備えている。

　なお、本ソフトを利用すると、一部のソフトとホットキーの競合が起こることがある。そのため、本ソフトの機能を一時的にON/OFFできるホットキー［Windows］＋［ESC］を覚えておくと役に立つ。

【著作権者】Oliver Pfeiffer　氏、Enovatic-Solutions
【対応OS】Windows 95/98/Me/2000/XP/Server 2003（編集部にてWindows Vistaでも動作を確認）
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.9.3.1（05/07/02）

□Enovatic-Solutions (NiftyWindows)
http://www.enovatic.org/products/niftywindows/introduction/

（柳 英俊）