複雑な規則をもつ野球記録の算出も手軽にこなせる「野球記録自動計算ソフト」

“マジックナンバー”“既定打席”“リリーフポイント”などを算出可能

「野球記録自動計算ソフト」v3.01

チームの“自力優勝の可能性の有無”などさまざまなデータを算出可能

　「野球記録自動計算ソフト」は、野球の記録に関する各種計算が可能なソフト。Windows 95/98/Me/NT/2000/XP/Vista/XP x64に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

　野球は、サッカーなどのほかの球技と違い、攻撃と守備の区別がはっきりした“ターン制”の球技である。そのため、得点・失点などの試合結果以外に、選手個人の打撃成績・投球成績も記録しやすい。そのせいか、チームの成績だけでなく、打点や打率や防御率といった個人成績を競ったり個人記録を分析することも、古くから野球の醍醐味のひとつとして親しまれてきた。野球ファンのなかには、本物の監督ばりにチームデータ・選手個人記録データの分析を行うといった人もいるのではないだろうか。

　本ソフトはそんな根っからの野球ファンにお勧めのソフト。打者の“既定打席”、投手の“防御率”“既定投球回数”“リリーフポイント”などを簡単に計算できる機能を備えている。これらのデータを計算する際に関係する規則は、かなりの野球ファンでも完全に把握していることは少ないので、きっと役に立つはずだ。

　使い方は簡単で、たとえば“既定打席”を算出したい場合は、まず本ソフトのメイン画面にある［既定打席］ボタンを押して、計算ダイアログを開こう。計算ダイアログでは、計算に必要なデータの入力フォームと［計算］ボタンだけが表示される。この場合、“既定打席”に必要なデータは“試合数”だけなので、それを入力して［計算］ボタンを押せば、“既定打席＝試合数×3.1”という決まりを知らなくても簡単に“既定打席”を算出できるわけだ。

　そのほか、チームの“マジックナンバー”や“自力優勝の可能性の有無”などを計算できる機能なども備えている。ペナントレースはまだまだ始まったばかりだが、応援チームがこれらの計算を必要とするときを信じてインストールしておいてもよいだろう。

【著作権者】竜崎乱馬　氏
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT/2000/XP/Vista/XP x64
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】3.01（07/07/07）