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シンプルな画面で3D画像の作成とレンダリングができる「StoneyDesigner」小さなモニターでもストレスなく使える3DCG作成ソフト
本ソフトの画面は、中央に立体モデルのプレビューが表示され、その四方をツールバーが囲むというもの。左側のツールバーには追加するオブジェクトのボタンが、上部にはオブジェクトの選択や設定変更、レンダリングなどを行うボタンが並ぶ。また、右側と下部のツールバーには、主に視点を移動するボタンが配置されている。 一般的な3DCG作成ソフトは、XYZ軸方向と斜め方向で、プレビュー画面が4分割されていることが多い。本ソフトのプレビューは1画面のみだが、[T][F][S]キーにより、それぞれ上面、正面、側面へとすばやくプレビュー方向を変えられる。また、視野の拡大・縮小は、画面上部に並ぶ虫眼鏡ボタンで行え、画面右側にある直方体のボタンをクリックすれば、選択しているオブジェクトに視野をフィットさせることも可能となっている。 このようにシンプルな画面設計のため、本ソフトは画面を広く使えるというメリットがあり、小さなモニターでもストレスなく作業を行えるだろう。 また、“三次元カーソル”と呼ばれる立方体の枠を利用することで、直感的な操作が可能。この枠は通常のオブジェクトと同じように位置や向き、形を変更でき、オブジェクトを3D空間上に作成したり、既存の3Dモデルを読み込む際の位置やサイズを決めるのに役立つ。 作成したオブジェクトは画面上部にある[図形の移動/回転]ボタンや[図形の拡大/縮小]ボタンを使って、数値指定やマウス操作で形状を変化させられる。材質の設定やテクスチャの貼り付けも、これらのボタンと同じ並びに用意されている。 レンダリングは画面上部の[レンダリングを開始]ボタンをクリックするだけで即座に行え、事前に難しい設定を行う必要はない。レンダリング時の視点は、プレビュー画面で見ていた視点がそのまま適用されるので、カメラなどの設定も不要だ。細かな設定を行いたい場合は、レンダリング時に表示されるウィンドウから[設定]メニューを選べばよい。 ファイル形式は、本ソフト独自のSDE形式のほか、DXF/3DS/STL形式などの読み書きに対応している。また、CSV形式で点、線、面の情報を読み込む機能もあり、測定データなどを3D空間にプロットして確認したいといった学術用途などに威力を発揮するだろう。 そのほか本ソフトは、3Dモデルへ関節の指定を行い、アニメーションを作成する機能も搭載している。作成したアニメーションは、AVIファイルや複数枚の画像として保存できる。
【著作権者】(有)ストーンブレイン
□技術者/研究者のための無料の三次元CG/形状処理ソフトウェア StoneyDesigner
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