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Apple、JavaScript実行が最大4.5倍高速化された「Safari」v4を正式公開「iTunes」風にブックマーク・履歴を3D表示する“Cover Flow”など新機能も多数
v4では、新JavaScriptエンジン“Nitro”を搭載した。同社の計測によるとJavaScriptの実行速度がv3より最大で4.5倍高速化され、IE8の約8倍、「Firefox」v3の4倍以上という速度を誇るという。 また、高速動作に定評のあるレンダリングエンジン“WebKit”にも改良が施され、HTMLの読み込み速度は同社計測でIE8の3倍以上、「Firefox」v3の3倍とのこと。さらに、Web標準への準拠度を測る指標として知られる“The Acid3 Test”で100点満点を達成した。 機能面では、新たに「iTunes」風の“Cover Flow”機能を搭載。ブックマークと履歴の管理画面でWebページのサムネイルが立体的に表示され、本のページをめくるように閲覧できる。 また、頻繁にアクセスするWebページをサムネイルで一覧表示する“Top Sites”機能も追加された。サムネイルは表示サイズを変えて最大24個まで並べられ、入れ替えや表示位置の固定も可能。Webページが更新された場合はサムネイルに星印がつく。さらに、Top Sites画面の右下には検索ボックスが設けられており、ここから履歴にあるWebページの全文検索が可能。結果はCover Flowで表示される。
v3からの仕様変更としては、フォントの描画が独自のスムージング処理が施されたものから、Windowsの標準的な描画へと変更された。また、Webページの表示拡大・縮小機能が、テキストだけでなく画像などを含むページ全体に適用される“フルページズーム”方式となった。いずれも、設定により従来方式に切り替えることも可能。 なお、2月に公開されたベータ版からの変更点としては、ユーザーインターフェイスが日本語化されたほか、タブがタイトルバーと一体化している独自性の強い画面デザインから、タブがアドレスバーなどの下に表示される一般的なデザインに変更された。独特のメタル調デザインを採用していたv3と比べても、Windowsアプリケーションとして違和感のないデザインに仕上がっている。
【著作権者】Apple Inc.
□アップル - Safari - Safari 4の登場です。 - 目の前にひろがる新しいウェブの世界。 (中村 友次郎)
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