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“WebKit”の脆弱性2件を修正した「Google Chrome」v2.0.172.31が公開任意コード実行や情報漏洩のおそれ米Google Inc.は9日(現地時間)、同社製Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版となるv2.0.172.31を公開した。本バージョンでは、レンダリングエンジン“WebKit”に存在する2件の脆弱性が修正された。 脆弱性のうち1件は、特定のDOMイベントの処理が原因でメモリ内容が破壊されるというもので、特別に細工されたWebページの閲覧により、タブの強制終了や任意コードの実行が引き起こされるおそれがある。ただし、「Google Chrome」の“サンドボックス”機能の効果により、任意コード実行の影響はタブ内にとどまる。 もう1件の脆弱性は、マウスドラッグのイベント処理に関するもので、攻撃者が用意したWebサイト上へ、ほかのWebサイト上で選択した情報をドラッグすると、攻撃者によりドラッグした情報が読み取れてしまう。これにより、情報漏洩につながるおそれがある。 「Google Chrome」は、Windows XP/Vistaに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、すでに本ソフトをインストールしている場合は、数日のうちに自動でアップデートされる仕組み。また、バージョン情報画面から[今すぐアップデート]ボタンを押すことで手動アップデートすることも可能。
【著作権者】Google Inc.
□Google Chrome - ブラウザのダウンロード (中村 友次郎)
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