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NEWS (09/06/17 18:55)

Opera、Webブラウザーにサーバー機能を内蔵する“Opera Unite”技術を発表

ファイルの共有やチャット、Webサイトの構築などがWebブラウザー単体で実現可能

“Opera Unite”
“Opera Unite”
 ノルウェーのOpera Software ASAは16日(現地時間)、同社のWebブラウザー「Opera」を拡張して双方向性をもたせる新技術“Opera Unite”を発表した。Webブラウザーにサーバー機能を組み込んで、ファイル共有やWebサイト構築といった追加サービスを利用可能にする仕組みで、利用の際は無料で取得できるアカウントが必要。現在、ベータテスト中の「Opera 10」へ“Opera Unite”を組み込んだバージョンが、同社のラボサイト“Opera Labs”からダウンロードできる。

 “Opera Unite”とは、同社のWebブラウザー「Opera」へサーバー機能を組み込むことで、Webブラウザーを情報の閲覧ツールにとどまらず、情報の発信や共有・交換ツールとしても利用可能にする機能。

 “Opera Unite”機能を利用するには、ステータスバーの専用アイコンをクリックすると現れるメニュー上で、本機能をONにする必要がある。機能を有効化すると“Unite”サイドバーが現れ、“Opera Unite”機能に対応する各サービスを利用可能になる。

 執筆時現在“Opera Unite”で利用できるサービスは、ファイルを共有できる“File Sharing”、手軽にWebサイトを構築できる“Web Server”、リモートPCから楽曲を楽しめる“Media Player”、自分のPC内にある写真を公開できる“Photo Sharing”、自分のPCへ友人を招いてチャットができる“The Lounge”、家族がメモを貼る冷蔵庫を模したメモ共有サービス“Fridge”の6種類。

“File Sharing”サービス   “Photo Sharing”サービス
“File Sharing”サービス   “Photo Sharing”サービス

 それぞれのサービスは個別にON/OFF可能で、好みのサービスだけを選んで利用できるほか、自由に追加・削除することも可能。また、各サービスは誰もがアクセスできる“Public”、パスワードで保護された“Limited”、自分のみがアクセス可能な“Private”の3段階でアクセス権限を設定できる。公開したサービスには専用のURLが割り振られる仕組みになっており、サービスのWebページは「Opera」以外のWebブラウザーでも利用可能。


【著作権者】Opera Software ASA
【対応OS】(編集部にてVistaで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】alpha build(09/06/16)

□Opera Unite
http://unite.opera.com/
□窓の杜 - 【NEWS】Web標準準拠度テスト“Acid3”をクリアした「Opera」v10の英語ベータ版が公開
http://www.forest.impress.co.jp/article/2009/06/03/opera10beta.html

(柳 英俊)




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