
マイクロソフト、最新開発環境「Visual Studio 2010 日本語版」を4月20日より提供 - Enterprise Watch
窓の杜編集部からも不肖・柳が遊びに、もとい、参加して参りましたよ! さすが期待のプロダクト、東京ミッドタウンのカンファレンスは関係者で満員でした。
さてさて、詳しい話はEnterprise Watchの記事を参照していただくことにいたしまして……本エントリーでは、キーノートから個人開発者さんが興味を持ちそうな事柄をピックアップしてお伝えしたいと思います。
まず、新しい ASP.net と jQuery の相性の良さをデモしてくださったデベロッパー&プラットフォーム統括部エグゼクティブプロダクトマネージャーの近藤 和彦氏。
航空会社のWebサイトのフォトギャラリーを、たった数行で"LightBox"表示に対応させるデモでした。Webページ全体が暗くなり、拡大画像がアニメーションして表示されるようになります。
実際の動作を紹介できればよかったんですが、動画で撮ろうなどと欲をかいたばかりに、もたもたして撮り逃してしまいました……orz メンボクナイ
これからも、マイクロソフトはjQueryのサポートに力を入れていくそうです。
また、マルチモニター環境にも対応。画面を広く使って、効率的に開発を進めることができます。
あと、これはいいなーっておもったのが、プラグイン機能でしょうか。「Extension Manager」を利用すれば、世界中のプログラマーが作成した便利な開発補助ツールを、簡単に検索・インストールできるようです。これは.NET 4の新機能、「Managed Extensibility Framework (MEF) 」を利用して実装されているそうです。もちろん、開発者がこれを利用して、自分のソフトにプラグイン機構を組み込むことができる…はず。
また、コードエディターを自由に拡大・縮小できます。これは、Visual Studio 2010 そのものが、.NET 4、WPF を利用して作られているからなんですね。
さてさて、少し話が長くなりました。
お次は デベロッパー&プラットフォーム統括本部 デベロッパーエヴァンジェリストの松崎 剛氏によるデモ。
何の変哲もないWin32 ネイティブなフォトビューワーを…
びっくりするぐらい短いステップで……(スニペットは事前に用意されていたみたいですが)
マルチタッチ対応の、美しいアニメーションで表現力豊かなフォトビューワーへ改造してしまいました。ツールバー部分はリボンUIになっています。
このように、Visual Studio 2010 (.NET 4)では、Windows 7の新機能(マルチタッチ・ジャンプリスト)やリボンUIなど、最新の技術が従来よりも簡単に利用できるようになっているみたいです。もっともっと、Windows 7ならではのオンラインソフトが登場することに期待したいです。
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さてさて、最後に。
日曜プログラマーの方のなかには、「Express版はどうなってるの?」と気になる方もいるかと思います。でも、大丈夫。「Visual Studio 2010 Express」もちゃんと用意されていて、4月27日(火)よりダウンロード可能になる予定です。
【4/28追記】
米国時間との兼ね合いで28日に公開されました。
窓の杜 - 【NEWS】マイクロソフト、無償の開発環境“Visual Studio 2010 Express”シリーズを公開
なお、これまで「Visual Studio 2005/2008」の Standard・Professional版を利用していたユーザーは、「Visual Studio 2010 Professional」へ移行することになります。お得な移行プログラムも用意されるので、ぜひ検討してみてください。